デッドライジング

概要

『デッドライジング』（DEAD RISING）は、カプコンが2006年に発売したXbox 360向けのアクションゲームで、「デッドラ」とも呼ばれています。この作品は、カプコンが開発したマルチプラットフォーム対応エンジン「MT Framework」の第1作でもあります。ゲームの目的は、主人公が72時間、ウィラメッテ市で発生したゾンビ感染の謎を解明することです。特に本作の特徴は、画面内に最大200体以上のゾンビが出現するという大量の敵の存在です。

ゲームプレイ

プレイヤーはフォトジャーナリストのフランク・ウェストを操作し、ウィラメッテのショッピングモールでゾンビやサイコパスと呼ばれる狂った人間たちと戦いながら生存を目指します。ゲーム内の時間は現実時間の約2分に相当し、プレイヤーは自由に行動できます。進行しなくても、スタート地点の屋上で待っていることによってもクリアが可能です。この自由度の高さが、『デッドライジング』の大きな魅力の一つです。

プレイヤーはゾンビを倒したり生存者を助けたりすることで経験値を獲得し、キャラクターを成長させることができます。また、モール内には様々なアイテムが散在し、武器や回復アイテム、さらには衣装なども多彩に用意されています。プレイヤーの行動によってエンディングも7種類存在し、選択肢によってストーリーが大きく変化します。

ストーリー

プロローグ

ウィラメッテ市が突然封鎖され、フランク・ウェストは民間のヘリでこの町に潜入します。最初は住民の暴動かと思いましたが、恐ろしいゾンビたちが牛耳る現実に直面し、72時間後に来るヘリの救助を目指して、彼は様々な謎や真実に切り込んでいきます。

72 hours mode

このモードでは、フランクが72時間以内に事件の真相を探るストーリーが描かれます。進め方はプレイヤー次第で、どのサブストーリーやミッションを選ぶかも自由です。特定の行動によっては、有利にクリアできる道もあります。

Overtime Mode

救助が来るはずのヘリが墜落したことで、フランクは新たに脱出手段を探すことになります。ゾンビ化に寄生虫が影響しているという事態に直面し、彼は抑制剤を求めて奮闘することになります。緊迫したストーリー展開がプレイヤーを惹きつけます。

登場キャラクター

- フランク・ウェスト: 主人公でフォトジャーナリスト。好奇心旺盛だが、正義感も強い。
- イザベラ・キーズ: ゾンビ化抑制剤を開発した女性。フランクとの関わりが深まる。
- カリート・キーズ: ゾンビアウトブレイクの首謀者。兄妹の復讐劇が物語の重要な要素となっています。

作品の評価

『デッドライジング』は、その斬新なゲームプレイとストーリー展開で高い評価を得ており、北米の発売からわずか2週間で50万本を出荷し、最終的には100万本を超える売り上げを達成しました。また、日本ゲーム大賞2007のグローバル賞も受賞しています。

まとめ

『デッドライジング』は、カプコンのアクションゲームの中でも記憶に残る作品です。自由度が高く、多彩なキャラクターやサバイバル要素が詰まったこのゲームは、ゾンビゲームの金字塔として今なお多くのファンに愛されています。

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