デニス・ケリー

デニス・ケリー：NFLで活躍するオフェンシブタックル

デニス・ケリー（Dennis Kelly、1990年 1月16日 - ）は、イリノイ州シカゴハイツ出身のアメリカンフットボール選手で、NFLのニューヨーク・ジェッツに所属しています。ポジションはオフェンシブタックル。

大学時代

パデュー大学時代には、ビッグ・テン・カンファレンスのオールチームに2度選出されるなど、その才能を発揮しました。

プロ入り後

フィラデルフィア・イーグルス

2012年のNFLドラフト5巡でフィラデルフィア・イーグルスに指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。当時のイーグルスは、プロボウル選出経験もあるジェイソン・ピーターズがオフシーズンのワークアウトでアキレス腱を断裂するというアクシデントに見舞われていました。ルーキーイヤーの2012年は、オフェンシブラインに故障者が続出したこともあり、第8週のアトランタ・ファルコンズ戦で右ガードとして初先発を果たしました。その後、ダニー・ワトキンスの復帰後は右タックルにポジションを移り、10試合に先発出場しました。

しかし、2013年はシーズン開幕前に背中の手術を受けた影響でプレシーズンゲームを全休し、レギュラーシーズンも全休となりました。2014年も第2週から第4週の3試合の出場にとどまりました。

2015年9月9日には、2016年までの1年間の契約延長を果たし、この年は先発2試合を含む14試合に出場しました。さらに、2016年4月27日には、2017年までさらに1年の契約延長をしています。

テネシー・タイタンズ

2016年8月16日、ドリアル・グリーンベッカムとのトレードでテネシー・タイタンズに移籍しました。この年、先発6試合を含む全16試合に出場し、デマルコ・マレーのランプレー時に6人目のラインマンとして出場することも多くありました。

2017年7月26日、ケリーはタイタンズと3年契約を結び、2020年まで契約を延長しました。この年は、左タックルのテイラー・リワン、右タックルのジャック・コンクリンの控えとして起用され、先発1試合を含む全16試合に出場しました。プレーオフ2試合では、ACLを断裂したコンクリンに代わって先発出場を果たしました。

2018年は先発5試合を含む11試合に出場し、シーズン終盤の3試合では先発として、デリック・ヘンリーのAFC月間最優秀攻撃選手となる活躍を支えました。

2019年シーズン第12週のジャクソンビル・ジャガーズ戦では、ライアン・タネヒルからのパスをレシーブし、NFLキャリア初のタッチダウンを記録しました。チームはカンザスシティ・チーフスとのAFCチャンピオンシップゲームまで進出しましたが、ケリーがこの試合でタッチダウンを挙げたにもかかわらず、チームは敗れ、スーパーボウル進出はなりませんでした。このタッチダウンは、NFLプレーオフ史上最も体重の重い選手によるタッチダウンとして記録されています。

2020年シーズンには、タイタンズと3年2100万ドルの契約を結びました。この年、タックルとして16試合に出場し、デリック・ヘンリーの2,000ラッシングヤード獲得に大きく貢献しました。
2021年3月16日にタイタンズからリリースされました。

人物

兄のティム・ケリーはアメリカンフットボールコーチで、2019年から2021年までの3シーズン、テネシー・タイタンズのオフェンスコーディネーターを務めました。

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