トッド・ハンドリー

トッド・ランドルフ・ハンドリーは、1969年生まれのアメリカ合衆国出身の元プロ野球選手です。ポジションは捕手で、右投両打でした。父のランディ・ハンドリーも元メジャーリーガーであり、親子二代でプロ野球選手という経歴を持ちます。

1987年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから2巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。1990年にメジャーデビューし、1992年には正捕手として定着。当初は守備力を評価されていましたが、徐々に打力を向上させました。

1996年には、捕手としてシーズン最多記録となる41本塁打を放ち、ナショナルリーグ4位となる記録を打ち立てました。また、112打点を記録するなど、打撃面で大活躍しました。翌1997年も30本塁打を放ち、強打の捕手として名を馳せました。

しかし、1998年に肘と肩の手術を受けた影響で長期欠場を余儀なくされました。さらに、マイク・ピアッツァの加入により、慣れない左翼手としての出場機会も増え、打率.161、3本塁打と不本意な成績に終わりました。

1999年にロサンゼルス・ドジャースへ移籍しましたが、打撃不振から抜け出すことができず、打率.207と低迷しました。2000年には90試合で24本塁打、70打点と復調の兆しを見せましたが、その後再び打撃不振に陥り、2003年を最後に現役を引退しました。

引退後には、現役時代にステロイドを使用していた過去を告白し、野球界に衝撃を与えました。

記録
MLBオールスターゲーム選出：2回（1996年、1997年）
シーズン本塁打：41（1996年）※当時のニューヨーク・メッツの球団記録、2019年にピート・アロンソが53本で更新
シーズン本塁打：41（1996年）※ロイ・キャンパネラと並ぶ当時の捕手の最多タイ記録、2003年にハビー・ロペスが43本で更新

背番号
49（1990年 - 1991年）
9（1992年 - 2000年、2001年途中 - 2003年）
99（2001年 - 同年途中）

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