トム・ググリオッタ

トム・ググリオッタ（Thomas James Gugliotta、1969年12月19日生まれ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク州出身の元プロバスケットボール選手です。主にNBAで活躍し、ミネソタ・ティンバーウルブズやフェニックス・サンズなどでその名を知られました。

大学での活躍とNBA入り

ググリオッタは、ニューヨーク州の高校を卒業後、ノースカロライナ州立大学に進学しました。大学ではスター選手として頭角を現し、4年生時には平均22得点、10リバウンドという素晴らしい成績を記録しました。その活躍が評価され、1992年のNBAドラフトではワシントン・ブレッツから全体6位という高い順位で指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

NBAでのキャリア

ルーキーシーズンにはNBAオールルーキーチームに選出されるなど、その将来を嘱望されました。しかし、1994年の夏にはクリス・ウェバーとのトレードでゴールデンステート・ウォリアーズへ移籍、さらに翌年の夏にはミネソタ・ティンバーウルブズへ移籍と、短い期間にチームを転々としました。ミネソタ・ティンバーウルブズでは、平均20得点という高い得点能力を発揮し、チームの中心選手として活躍しました。

1997年にはNBAオールスターゲームに出場を果たし、キャリアのピークを迎えましたが、ケビン・ガーネットの台頭などもあり、1998年にはフェニックス・サンズへ移籍しました。その後は、ユタ・ジャズ、ボストン・セルティックス、アトランタ・ホークスなど複数のチームでプレーしましたが、2005年以降は契約するチームが見つからず、引退を余儀なくされました。

ググリオッタは、その高い得点能力とリバウンド力で、NBAの複数のチームに貢献しました。特にミネソタ・ティンバーウルブズ時代には、チームの中心選手としてオールスターにも出場するなど、輝かしい実績を残しました。複数のチームを渡り歩いたものの、どのチームでも持ち前の才能を発揮し、ファンを魅了しました。

プレースタイル

トム・ググリオッタは、パワーフォワードとして、得点能力が高く、リバウンドにも積極的に参加する選手でした。インサイドでのプレーだけでなく、アウトサイドからのシュートも得意としており、オフェンスの幅が広いのが特徴でした。また、運動能力も高く、速攻にも参加するなど、多彩なプレーでチームに貢献しました。

引退後

引退後のググリオッタに関する情報は多くありませんが、バスケットボール界から離れ、実業家として活動しているという情報もあります。

もう一度検索