トラビス・レイキンス

トラビス・クレイ・レイキンス・シニア（Travis Clay Lakins Sr., 1994年6月29日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州ミドルタウン出身のプロ野球選手。右投右打の投手として知られています。現在は、アメリカ独立リーグであるアトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズに所属し、プレーを続けています。

経歴

レイキンスは、2015年のMLBドラフトでボストン・レッドソックスから6巡目（全体171位）で指名を受け、プロの道へ進みました。プロ入り後は、A-級ローウェル・スピナーズでプロデビューを果たしました。

2016年には、A+級セイラム・レッドソックスで19試合に登板し、先発として18試合を経験。6勝3敗、防御率5.93、79奪三振という成績を残しました。

2017年は、A+級セイラムとAA級ポートランド・シードッグスの2球団でプレーし、合計15試合に先発登板。5勝4敗、防御率4.21、62奪三振を記録しました。

2018年には、AA級ポートランドとAAA級ポータケット・レッドソックスでプレーし、2球団合計で36試合に登板（うち先発は3試合）。3勝2敗3セーブ、防御率2.32、57奪三振という好成績を収めました。同年オフには、ルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐため、40人枠入りを果たしました。

2019年は、AAA級ポータケットで開幕を迎え、4月23日にメジャー初昇格。同日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビューを果たしました。この年、メジャーでは16試合に登板し、うち3試合で先発。0勝1敗、防御率3.86、18奪三振を記録しました。

2020年1月17日にDFA（Designated for assignment）となりました。

その後、2020年1月21日に後日発表選手とのトレードでシカゴ・カブスへ移籍。しかし、1月31日にはウェイバー公示を経てボルチモア・オリオールズへ移籍しました。オリオールズでは、22試合に登板し、3勝2敗1セーブ、防御率2.81、25奪三振を記録しました。

2021年は、24試合に登板し、1勝4敗、防御率5.79、24奪三振という成績でした。シーズン最後の登板は6月29日で、直後の7月には右肘の手術を受けています。レギュラーシーズン終了後の10月14日には、マイナー契約で傘下のAAA級ノーフォーク・タイズへ配属されました。

2022年は、AAA級ノーフォークで開幕を迎え、4月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入り。しかし、再び右肘を痛めて5月20日に故障者リスト入りし、同リストから復帰後の8月31日にマイナー契約でAAA級ノーフォークへ配属されました。結局、この年メジャーではわずか6試合の登板に留まり、10月6日にFA（Free Agent）となりました。

2023年4月17日、アトランティックリーグのランカスター・バーンストーマーズと契約し、独立リーグでのプレーを選択しました。

詳細情報

年度別投手成績：(省略)
背番号：
65（2019年 - 同年途中）
56（2019年途中 - 同年終了）
70（2020年 - 2021年）
54（2022年）

レイキンスは、MLBでの経験を活かし、独立リーグでの活躍を目指しています。今後の彼の活躍に注目が集まります。

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