トレバー・プルーフ

トレバー・プルーフ：MLBでの軌跡

トレバー・パトリック・プルーフ（Trevor Patrick Plouffe, 1986年6月15日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手です。右投右打の内野手として、主に三塁手として活躍しました。

プロ入りとツインズ時代

2004年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズから1巡目（全体20位）で指名を受け、プロ入りを果たしました。契約金は150万ドルでした。2008年にはAAA級ロチェスター・レッドウイングスに昇格し、シーズン終了後にはツインズの40人枠入りを果たし、将来を嘱望されました。

2010年5月21日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビューを果たしました。2011年にはAAA級ロチェスターで打率.313、15本塁打、OPS1.019と好成績を残し、打撃面での成長を見せました。ツインズの内野手に故障者が相次いだこともあり、メジャーでは後半戦を中心に81試合に出場し、打率.238、8本塁打を記録しました。

2012年はジョシュ・ウィリンガムに次いでチーム2位となる24本塁打を放ち、長打力をアピールしました。2013年には三塁手のレギュラーに定着し、規定打席にも到達しましたが、打撃面では本来の思い切りのいい打撃スタイルを見失い、本塁打が減少しました。また、三振が増加するなど、課題も残りました。

2014年はツインズと235万ドルの1年契約に合意しました。同年は、引き続き三塁手のレギュラーとして136試合に出場し、打率.258、40二塁打、80打点を記録しました。守備面でもDRS（守備防御点）でプラスを記録するなど、成長を見せました。2015年は自己最多となる152試合に出場し、22本塁打、86打点を記録しました。ブライアン・ドージャー、ミゲル・サノらと共に中心打者として活躍しました。守備面では失策数は減少したものの、DRSはマイナスとなりました。2016年は肋骨を骨折し、84試合の出場に留まりましたが、打率.260、12本塁打を記録しました。同年オフにFAとなりました。

アスレチックス、レイズ、レンジャーズ、フィリーズ時代

2017年1月18日にオークランド・アスレチックスと年俸525万ドルの1年契約を結びましたが、6月15日にDFAとなりました。その後、タンパベイ・レイズへ移籍しましたが、再びDFAとなり、FAとなりました。2018年にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、自由契約となりました。その後、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、メジャー昇格も果たしましたが、再びDFAとなり、FAとなりました。

プレースタイル

プルーフは、長打力が持ち味の打者でした。2012年には24本塁打を放ち、その後も3年連続で14本塁打以上を記録しました。守備面では、強肩であるものの、悪送球の多さや守備範囲の狭さなどが課題でした。遊撃手から三塁手にコンバートされたのは、遊撃手としての守備力が低いことに起因するものでした。

MLBでのキャリアを通して、プルーフは持ち前の打撃力でチームに貢献しました。複数の球団を渡り歩きましたが、その経験は彼の野球人生において貴重な財産となったことでしょう。

もう一度検索