トロケマイケル

トロケ マイケル



トロケ マイケル（Toloke Michael）選手は、1990年5月15日にトンガで生まれたプロラグビー選手です。かつては「マイケル・バー・トロケ」という名前で知られ、日本国籍取得後には一時「四ノ宮（しのみや）」の姓でもプレーしていました。現在は、ジャパンラグビーリーグワンに参戦する清水建設江東ブルーシャークスに所属し、主にセンター（CTB）としてチームに貢献しています。

プロフィール


トロケ選手の体格は、身長182cm、体重100kgとラグビー選手として恵まれており、特にフィジカルコンタクトが重要なセンターポジションにおいて強みを発揮します。チームメイトやファンからは「マイコー」や、旧名にちなんだ「バートロケ」という愛称で親しまれています。ラグビー界とのつながりは深く、父親のソロモナ・バー・トロケ氏もかつてトンガ代表として活躍した人物です。

日本との縁とキャリアの道のり


トロケ選手は幼少期から日本に縁があり、日本の小学校で学び、中学1年生の頃までは岩手県釜石市で少年時代を過ごしました。この日本での経験が、その後の彼のキャリア形成に大きく影響を与えています。

海外のキングスカレッジ高校を卒業後、彼は日本での学業を選択し、2011年に日本大学へ進学しました。大学のラグビー部では、中心選手として活躍し、チームを牽引。特に2014年には副将を務めるなど、リーダーシップも発揮し、プレーヤーとしての総合力を磨きました。

2015年に日本大学を卒業した後、トロケ選手は自身の少年時代のゆかりの地である釜石を拠点とする釜石シーウェイブスに加入し、日本のトップレベルのリーグでのキャリアを本格的にスタートさせました。プロ選手としての公式戦初出場は、2016年9月10日に行われたトップイーストリーグDiv.1の秋田ノーザンブレッツ戦で、この記念すべき試合に先発メンバーとして名を連ねました。

チーム遍歴と日本国籍取得


釜石シーウェイブスでのプレーを経て、トロケ選手はさらに高いレベルでの挑戦を求め、複数のトップチームを経験します。2018年には、当時のトップリーグに所属していたNTTコミュニケーションズシャイニングアークス（現在は浦安D-Rocksとして活動）に移籍しました。その後、2021年には九州を拠点とする宗像サニックスブルースに加入し、異なるチーム文化の中で経験を積み重ねました。そして、2022年からは現在の所属チームである清水建設江東ブルーシャークスの一員として、ジャパンラグビーリーグワンの舞台でプレーを続けています。

トロケ選手のキャリアにおける特筆すべき出来事として、2017年に日本国籍を取得したことが挙げられます。これにより、彼は日本国内選手として登録され、チームにおける立ち位置や、将来的な可能性が大きく広がりました。この帰化を経て、一時期は「四ノ宮」の姓でプレーしていた時期があります。

代表活動


出身国であるトンガの代表に関連する活動経験も豊富です。特に、15人制ラグビーの国際試合に向けた「トンガサムライXVスコッド」に選出された経験があります。また、スピーディーな展開が特徴の7人制ラグビーにおいても、7人制トンガ代表のメンバーに名を連ねたことがあり、15人制と7人制の両方で代表レベルの経験を持つ多才な選手です。

まとめ


現在、清水建設江東ブルーシャークスのセンターとして活躍するトロケ選手は、その強靭なフィジカルと経験でチームを支える要石となっています。日本での長いラグビーキャリアを通じて培われた技術と、複数のトップチームで培った適応力は、彼のプレーに深みを与えています。ジャパンラグビーリーグワンの舞台で、引き続き彼の力強いパフォーマンスに注目が集まります。

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