トーマス・ストラコシャ

トーマス・ストラコシャ：アルバニアを代表するGKの軌跡

トーマス・ストラコシャ（Thomas Strakosha）は、1995年3月19日、ギリシャのアテネで生まれたアルバニア人サッカー選手です。ポジションはゴールキーパー（GK）。現在はAEKアテネFCに所属し、アルバニア代表としても活躍しています。

クラブキャリア

ユース時代

2011年にパニオニオスFCのユースに所属した後、2012年にSSラツィオへ移籍。ラツィオのプリマヴェーラ（育成）チームでレギュラーの座を獲得し、2012-13シーズンのカンピオナート・プリマヴェーラの優勝に貢献しました。

ラツィオ

2012-13シーズンの冬、フアン・パブロ・カリーソがインテルナツィオナーレ・ミラノへ移籍したことで、ストラコシャはフェデリコ・マルケッティ、アルバノ・ビサーリに次ぐ第3ゴールキーパーとしてトップチームに登録されました。2013年5月26日に行われたコッパ・イタリアのASローマ戦、同年8月18日のスーペルコパ・イタリアーナのユヴェントスFC戦でベンチ入りを経験しました。

その後、エトリト・ベリシャの加入により、2013-14シーズンも出場機会に恵まれませんでしたが、2014年7月にはラツィオとの契約を2019年まで延長。2015年5月21日のコッパ・イタリア、ユヴェントス戦でもベンチ入りしています。

サレルニターナ（レンタル移籍）

2015年7月、出場機会を求めて、セリエBに昇格したUSサレルニターナ1919へレンタル移籍。8月9日のコッパ・イタリア、ACピサ1909戦でプロデビューを果たし、1-0で勝利。続くACキエーヴォ・ヴェローナ戦でも好セーブを連発し、1-0での勝利と次のラウンド進出に貢献しました。9月6日のUSアヴェッリーノ1912戦でセリエBデビュー。2015年12月1日のコッパ・イタリア、スペツィア・カルチョ戦では出場機会を得られませんでした。

ラツィオ復帰

2016年7月にラツィオへ復帰。マルケッティの負傷とベリシャのレンタル移籍により、9月20日のACミラン戦でセリエAデビューを飾りました。試合は0-2で敗れたものの、ストラコシャのパフォーマンスは高く評価されました。その5日後のエンポリFC戦ではセリエA初の無失点試合を達成。元イタリア代表GKのディノ・ゾフからも称賛を受けました。

2020-21シーズンには、ペペ・レイナの加入により出場機会が減少しましたが、2021-22シーズン後半には再びレギュラーに定着し、23試合に出場しました。

ブレントフォード

2022年7月14日、ブレントフォードFCにフリー移籍で加入。3年契約（12ヶ月延長オプション付き）を結びました。

AEKアテネ

2024年7月、AEKアテネFCへ移籍しました。

代表キャリア

ユース代表

UEFA U-17欧州選手権2012予選、UEFA U-19欧州選手権2013予選、UEFA U-19欧州選手権2014予選など、各年代のアルバニア代表に選出され、出場。U-21代表としてもUEFA U-21欧州選手権2015予選に出場しました。

A代表

2016年8月にA代表に初招集。2024年6月にはUEFA EURO 2024のメンバーに選出され、正GKとして3試合に出場しました。

家族

父親は元アルバニア代表のゴールキーパーであるフォト・ストラコシャ。両親はアルバニア出身ですが、トーマス自身は父がオリンピアコスFCでプレーしていた関係で、ギリシャのアテネで生まれました。兄のディミトリ・ストラコシャもサッカー選手（FW）です。

タイトル

ラツィオ

コッパ・イタリア：2012-13, 2018-19
スーペルコッパ・イタリアーナ：2017, 2019

外部リンク

* トーマス・ストラコシャ - Soccerwayによる個人成績

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