ドラマ人間模様
『ドラマ人間模様』は、
NHK総合テレビジョンで
1976年4月から
1988年3月にかけて放送された連続ドラマの枠で、主にヒューマンドラマを扱った作品が集められたシリーズです。放送開始当初は「シリーズ人間模様」という名称で、毎週
木曜日の22時15分から放送されていましたが、1977年4月から「ドラマ人間模様」に改名され、放送時間も変更されました。1978年からは、毎週
日曜日の21時台、さらに1984年からは
土曜日の21時台に移動し、視聴者に届けられました。
このシリーズは、東京と大阪の放送センターによって一部作品が制作され、人間や社会の様々な断片を描くことをテーマにしたヒューマンドラマが展開されました。特に、早坂暁による『夢千代日記』や『花へんろ・風の昭和日記』、さらに
向田邦子の『あ・うん』など、視聴者の心を捉える作品が多くの反響を呼び、続編や映画化も実現しました。
放送枠は、1989年3月に「
銀河テレビ小説」が終了したことを受けて、その後「水曜ドラマシリーズ」として進化し続けます。1991年3月まで続いたこのシリーズは、1996年から2000年にかけては「水曜ドラマの花束」としても放送されました。また、2000年4月からは「ドラマ家族模様」が、2001年4月からの「
月曜ドラマシリーズ」へと続いていきますが、月曜での定期放送は2005年3月で終了し、その後は土曜ドラマとして放送されることとなります。
放映作品一覧
『ドラマ人間模様』では、多くの作品が放送され、多様なテーマが扱われました。以下はその一部の作品リストです。
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火の路(原作:
松本清張、出演:
栗原小巻 他)
- その最後の世界
- 妻たちの二・二六事件(原作:沢地久枝、出演:
竹下景子 他)
- 冬の桃
- 女たちの海
- 北上山系
- 事件(原作:
大岡昇平、出演:
若山富三郎 他)
- 愛の二章・炎の女
- ぼくは12歳
- 花笑み
- 血族
- あ・うん(脚本:
向田邦子、出演:
フランキー堺 他)
- 夢千代日記(脚本:早坂暁、出演:
吉永小百合 他)
- 続・夢千代日記(脚本:早坂暁、出演:
吉永小百合 他)
- 太陽の子 てだのふあ(原作:灰谷健次郎、出演:長谷川真弓 他)
- 夕暮れて(脚本:山田太一、出演:
岸惠子 他)
- 新夢千代日記(脚本:早坂暁、出演:
吉永小百合 他)
- 花へんろ・風の昭和日記(脚本:早坂暁、出演:
桃井かおり 他)
- 妹
- てのひらの虹
- 聖家族
- 花へんろ・風の昭和日記 第三章(脚本:早坂暁、出演:
桃井かおり 他)
多くの作品が、視聴者に深い感動や共感を呼び起こし、日本のドラマ史に名を刻んでいます。