ナイトジャーナル

ナイトジャーナルは、1993年4月5日から1994年3月24日までNHK総合テレビで放送された情報番組です。放送時間は平日の23時20分から24時まででした。

概要

前番組である『ミッドナイトジャーナル』（1990年4月～1993年3月）から、ニュースとスポーツニュースの部門を分離し、特集コーナーに特化した番組としてスタートしました。主な内容は文化系の話題で、幅広いジャンルの情報を提供していました。

キャスターはジャーナリストの秋尾沙戸子さんが務め、サブキャスターは曜日ごとに、民俗学者の大月隆寛さん、詩人の林浩平さん、宗教学者の島田裕巳さん、デザイン評論家の柏木博さんが担当しました。また、月曜日と木曜日の書評コーナーは、井田真木子さん、安原顕さん、養老孟司さん、高橋敏夫さんが、火曜日と水曜日のCD評コーナーは、石井宏さん、中村とうようさん、萩原健太さんが担当しました。さらに、ジェームス・ブラウン、モーリス・ベジャール、ウラディーミル・アシュケナージなど、海外の大物アーティストがスタジオに生出演し、演奏を披露することも頻繁にありました。

1993年7月26日の特集コーナーで紹介された船村徹さん作曲の「スナッキーで踊ろう」は、視聴者からの反響が非常に大きく、1994年3月21日には、海道はじめさんとスナッキーガールズをスタジオに招き、「スナッキーで踊ろう」の生演奏が全国に放送されました。この番組は、単なる情報提供に留まらず、視聴者との交流も重視した番組作りが特徴でした。

番組編成の再編

ナイトジャーナルの開始に伴い、『ミッドナイトジャーナル』で扱っていたニュースやスポーツ、解説番組は以下のように分散されました。

• - 22:45：スポーツタイム
• - 23:00：NHKニュース
• - 23:10：視点・論点
• - 23:20：ナイトジャーナル
• - 24:00：NHKニュース（放送曜日上の最終版。この影響で、NHK総合テレビの平日の番組編成は、初めて日付をまたいで0時05分に終了する形となりました。ただし、1995年度から始まったナイトセレクションが平日番組における事実上の初の日またぎとなります。）

ナイトジャーナルは、単に情報を提供するだけでなく、文化や芸術に触れる機会を提供し、視聴者の知的好奇心を刺激する番組でした。特に、海外アーティストの生出演は、当時のテレビ番組としては画期的であり、多くの視聴者に強い印象を与えました。また、視聴者の反響を番組に取り入れる柔軟な姿勢も、この番組の魅力の一つでした。

脚注

注釈

出典

外部リンク

• - ナイトジャーナル - NHK放送史

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