ナナイロプリズム福岡

ナナイロプリズム福岡

ナナイロプリズム福岡（Nanairo PRISM FUKUOKA）は、福岡県久留米市に本拠地を置く女子7人制ラグビーチームです。2019年に設立され、その運営は一般社団法人Nanairo lab（ナナイロラボ）によって行われています。地域との連携を重視しつつ、国内最高峰の舞台で戦うことを目指して活動しています。

運営母体：一般社団法人Nanairo lab

チームを支えるNanairo labは、ラグビー界で豊富な医療経験を持つ村上秀孝氏によって設立されました。村上氏はかつて久留米大学医学部ラグビー部に所属し、医師となった後も、U21日本代表や2011年ワールドカップの日本代表、そしてサンウルブズといったトップカテゴリーでチームドクターを務めた経歴を持ちます。

法人は設立当初から地域との連携を活動の柱の一つとしており、2019年11月24日には久留米大学と施設利用、人材育成、地域振興など多岐にわたる包括連携協定を締結しています。さらに、2023年2月3日には久留米市ともスポーツ推進や地域活性化に関する連携協定を結び、地域社会への貢献活動やスポーツ振興にも積極的に取り組んでいます。

チーム結成と主要メンバー

ナナイロプリズム福岡は、Nanairo labの設立理念のもと、2019年12月10日に正式に結成されました。チームの顔ぶれには、日本の女子ラグビー界を牽引してきた実績を持つ人物が名を連ねています。

ゼネラルマネージャー（GM）兼契約選手として参加しているのは、女子7人制ラグビー日本代表で10年にわたりキャプテンを務めた中村知春氏です。その豊富な経験とリーダーシップは、チームにとって大きな支えとなっています。また、ヘッドコーチ（HC）には、2016年のリオデジャネイロオリンピックで男子7人制日本代表を史上最高の4位に導いたチームのキャプテン、桑水流裕策氏が就任。日本を代表する選手として活躍した二人が、チームの強化と育成を担っています。

主な活動と戦績

チームは、本拠地である久留米市および九州地方を中心に活動を展開しています。地域におけるラグビーの普及にも努めており、2022年2月には九州ラグビーフットボール協会と共催で「ナナイロカップ（九州ウィメンズセブンズ2022）」を開催。この大会では準優勝を収めるなど、地域に根差した活動と競技力向上を両立させています。

国内最高峰の大会である太陽生命ウィメンズセブンズシリーズにおいては、目覚ましい躍進を見せています。2022年にはゲストチームとして初参加し、16チーム中9位となりました。翌2023年シーズンには、Regional Women’s Sevensで優勝してシリーズへの正式な出場権を獲得。シリーズ本戦では、各大会で安定した成績（第1戦9位、第2戦3位、第3戦4位、第4戦2位）を残し、年間総合順位で4位という素晴らしい結果を残しました。この功績により、2024年シーズンからはシリーズの中心となる12チームから構成される「コアチーム」として参戦することが決定。国内トップレベルのチームとして認められました。2024年シーズンもコアチームとして戦い、年間総合6位の成績を収めています。

また、地域で開催されるNanairo CUP北九州「KYUSHU WOMEN’S SEVENS」にも継続的に出場しており、2022年に準優勝、2023年・2024年に3位と、九州地方における強豪としての地位を確立しています。

ナナイロプリズム福岡は、地域に根差した運営と、経験豊富な首脳陣のもとでのチーム強化を通じて、日本の女子7人制ラグビー界において確固たる存在感を示しています。地域社会との連携を深めながら、さらなる高みを目指しています。

みを目指す活動を続けています。

公式サイト「ナナイロプリズム福岡」

関連項目

* ウィメンズセブンズシリーズ

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