ナビオス横浜

ナビオス横浜は、神奈川県横浜市中区新港に位置する宿泊施設であり、一般的にはホテルとして知られています。正式名称は「横浜国際船員センター」で、一般財団法人日本船員厚生協会によって運営されています。この施設は、元々船員や海事関係者のための福利厚生施設として設立されましたが、現在は一般の方々も利用できるようになっています。また、同法人が運営するエスカル横浜とは姉妹施設の関係にあります。

概要

ナビオス横浜は、アール・アイ・エーの設計、安藤建設などの施工によって建設され、1999年10月に開業しました。建物は10階建てで、高さは約44メートルです。みなとみらい地区の13街区に位置しており、ショッピングセンターである横浜ワールドポーターズと隣接しています。また、西側には運河パークがあり、桜木町駅方面からは臨港線の廃線跡を整備した遊歩道である汽車道が施設の下部を通過しています。

この施設は、船員や海事関係者のための福利厚生施設として、一般財団法人日本船員厚生協会が運営する宿泊施設の一つであり、かつては全国港の宿としても知られていました。客室数は全部で135室あり、同法人が運営する施設の中で最大規模を誇ります。通常のホテルとして一般の利用者も受け入れていますが、船員や海事関係者に対しては、宿泊料金の割引サービスや日本船員福利厚生基金財団制度による宿泊補助などの特典が提供されています。

建物の外観

ナビオス横浜の建物は、そのデザインに特徴があります。ホテルの下部には吹き抜けがあり、そこを汽車道が通っています。この吹き抜けは「絵画の額」をモチーフとしており、運河パーク側からは横浜赤レンガ倉庫などの歴史的な景観が、新港中央広場側からは横浜ランドマークタワーなどの近代的な景観が、それぞれ絵画のように見えるように設計されています。この優れたデザインは、2000年に「第1回横浜・人・まち・デザイン賞」と「第45回神奈川県建築コンクール優秀賞」を受賞しました。

館内施設

ナビオス横浜には、宿泊客だけでなく一般の方も利用できる館内施設があります。

フレンチレストラン「オーシャン」
バーラウンジ「Seamen's Club」
宴会場・会議場

アクセス

ナビオス横浜へのアクセスは、以下の通りです。

みなとみらい線
「馬車道駅」（4番：万国橋口）より徒歩約5分
「みなとみらい駅」（クイーンズスクエア連絡口）より徒歩約10分
JR根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン
「桜木町駅」より徒歩約10分

ナビオス横浜は、横浜の歴史と未来を感じられる場所に位置し、宿泊だけでなく、食事やイベントでも利用できる魅力的な施設です。

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