ナビル・クリスマット

ナビル・クリスマット：メジャーリーグを駆け抜けたコロンビアの右腕

ナビル・アントニオ・クリスマット・アブチャイベ。1994年12月25日生まれのコロンビア、アトランティコ県バランキージャ出身のプロ野球選手である。右投げ右打ちの投手として、メジャーリーグベースボール（MLB）で活躍している。

プロキャリア

クリスマットのMLBでのキャリアは、2012年5月31日、ニューヨーク・メッツとアマチュア・フリーエージェント契約を結んだことから始まった。メッツ傘下でプロとしてのキャリアをスタートさせ、その後、複数の球団を渡り歩くことになる。

メッツ在籍中には、国際大会でもコロンビア代表として活躍。2015年のパンアメリカン競技大会と2017年のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に出場している。

2018年オフにメッツを自由契約となった後、シアトル・マリナーズとマイナー契約を結ぶ。2019年は傘下マイナーリーグで経験を積み、その後も複数の球団でプレーを続ける。

2020年にはセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結び、同年8月17日にメジャー契約、メジャーデビューを果たす。その後サンディエゴ・パドレス、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約を繰り返し、メジャーとマイナーを行き来する日々を送る。2023年には、ダイヤモンドバックス在籍中に、シーズン終了後にはドミニカ共和国のウィンターリーグにも参加するなど、精力的に野球に取り組んでいる。

2023年シーズンオフにはロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約。メジャー昇格を果たし、勝利投手となるも、その後DFA（指名選手として解雇）となる波乱の展開を経験する。再契約を果たし、5試合に登板、防御率2.57と好成績を残すも、再びDFAとなった。

代表歴

クリスマットはコロンビア代表として国際舞台でも活躍。2015年のパンアメリカン競技大会、2017年と2023年のWBCに出場し、コロンビアの投手陣を支えた。

キャリアの軌跡

クリスマットのMLBでのキャリアは、安定したものではなかった。メジャーとマイナーを行き来する中で、様々な経験を積んできている。彼のキャリアは、才能と努力を兼ね備えた選手であることを示している。

今後の活躍に期待

メジャーリーグで確固たる地位を築くことは、まだ容易ではない状況にある。しかし、彼の経験と才能は、今後の活躍を期待させるに十分である。コロンビアの至宝として、彼の今後の活躍に注目したい。

詳細情報

年度別投手成績（2023年シーズン終了時）
年度別守備成績（2022年シーズン終了時）
背番号：74（2020年～2023年途中）、61（2023年途中～同年終了）

主な所属球団
ニューヨーク・メッツ
シアトル・マリナーズ
セントルイス・カージナルス
サンディエゴ・パドレス
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
ロサンゼルス・ドジャース

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