ニューディール (企業)

ニューディール株式会社

ニューディール株式会社は、東京都新宿区に本社を置く企業であり、現在はホットヨガ関連事業を主な事業として展開しています。しかし、その歴史は音楽配信事業から始まり、東証マザーズ上場、そして上場廃止と、変化に富んだものでした。

沿革

1998年、ニューディール株式会社は音楽配信事業を主力として創業しました。当時、音楽配信は黎明期であり、同社は業界の先駆けとして注目を集めました。1999年12月22日には、インターネット総合研究所（IRI）と共に、東証マザーズ市場に第1号企業として上場を果たし、その将来を嘱望されました。

しかし、その後、音楽配信事業から撤退し、ホットヨガ事業へと大きく舵を切ります。上場廃止後、事業は株式会社オラビエに移管され、ニューディール自体は社員を出向させる形となりました。親会社は株式会社高商物産となり、備品のリース会社が事実上の傘下に入るという形態に変化しています。

事業展開

ホットヨガ

ニューディールは、ホットヨガ事業を積極的に展開しました。同社の登録商標であった「ホットヨガ」という名称は、後に世界的先駆者であるビクラムズ・ヨガ・カレッジ・オブ・インディアからの提訴を受け、2008年5月30日付で使用できなくなりました。

ファッション事業

一時期、ジーンズのブランド「トゥルー・レリジョン」を展開し、ファッション事業にも参入していました。

アクア事業

ホットヨガのレッスン中に飲む水として、電解水素水を製造・販売するアクア事業も行っていました。

デジキューブとの事件

ニューディールは、コンビニエンスストアの情報端末での音楽配信事業参入を巡り、競合となるデジキューブ（2003年自己破産）と激しく対立しました。リキッド・オーディオ・ジャパンの取締役が引き抜かれデジキューブ関連会社会長に就任するなど、両社の関係は悪化の一途を辿りました。

2000年4月には、デジキューブの本社が銃撃されるという事件が発生し、社会に大きな衝撃を与えました。警察の捜査の結果、ニューディールの社長であった大神田正文らが、デジキューブ関連会社会長を拉致・監禁したとして逮捕監禁容疑で逮捕されました。一方、デジキューブ関連会社会長も、リキッド・オーディオ・ジャパンのメールサーバーに外部から不正にアクセスしたとして、不正アクセス禁止法違反で逮捕され罰金の略式命令を受けました。

この事件は、当時のインターネット業界における競争の激しさを象徴する出来事として、記憶されています。

脚注

審決データベース

関連項目

村山弘義 - 元顧問
河上和雄 - 元顧問
株式分割バブル

外部リンク

ニューディール
リキッド・オーディオ・ジャパン
* ホットヨガ スタジオ ReU（リュウ）

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