ニューポートニューズ (原子力潜水艦)

ニューポート・ニューズ (USS Newport News, SSN-750)

ニューポート・ニューズは、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の中で39番目の艦艇です。この艦の名前は、バージニア州の都市名にちなんで名付けられました。この艦は、過去に存在したデモイン級重巡洋艦の3番艦に続く3隻目となります。

艦歴の概要

ニューポート・ニューズは1984年3月3日に、バージニア州のニューポート・ニューズ造船所でその建造が始まりました。そして、1986年3月15日にローズマリー・D・トリブル夫人の手によって命名、さらに進水しました。そして1989年6月3日、マーク・B・キーフ艦長の指揮のもとで正式に就役しました。就役時には、ニューポート・ニューズ市の市長、ジェシー・ラトレイがロナルド・W・ベルによる詩「Newport News」を艦に寄贈するというセレモニーも行われました。

初の海外任務とその後の展開

就役後、ニューポート・ニューズは、まず中東での作戦に参加した後、6ヶ月の海外任務を終えてノーフォークに帰還しました。さらに、2004年8月には同盟国の艦船と共に北大西洋での様々な任務に従事。その後、アメリカ中央軍の活動に加わり、テロとの戦いに貢献しています。

接触事故とその影響

2007年1月8日、ニューポート・ニューズはアラビア海のホルムズ海峡近くで、日本の川崎汽船が所有するタンカー「最上川」と接触するという事故を起こしました。この事故の結果、ニューポート・ニューズは船体の一部に損傷を受けましたが、原子炉には影響がなく、放射能漏れは発生しませんでした。しかし、最上川は船底に5カ所の穴が開く等、深刻な損傷を負いました。この出来事により、艦長のマシュー・ワインガード中佐は解任されるという処分がなされました。

最新の任務

2025年7月9日には、ニューポート・ニューズはアイスランドのレイキャヴィークに寄港し、アイスランドで初めて寄港した原子力潜水艦となりました。この歴史的な出来事は、潜水艦の運用が国際的な任務にも適していることを示しています。

外部リンク

• - US Navy Commander Submarine Group Two

関連項目

• - アメリカ海軍艦艇一覧

このように、ニューポート・ニューズはその就役以来、数々の重要な任務を遂行し、数多くの歴史的な瞬間に立ち会ってきました。その活動が今後も続くことでしょう。

もう一度検索