ニューメディア (ケーブルテレビ局)

株式会社ニューメディアの概要

株式会社ニューメディアは、山形県米沢市を本拠地とするケーブルテレビ局であり、地域のニーズに応えるサービスを展開する第三セクターの企業です。また、超短波放送（FM放送）の特定地上基幹放送事業者でもあります。

設立の背景と歴史

1986年6月に、山形県内の自治体と民間企業が出資する形で設立され、初めは米沢市のみを対象としたサービスを開始しました。その後、順次、南陽市、川西町、高畠町にサービスエリアを拡大しました。経営が厳しくなった2000年には函館ケーブルテレビ放送から営業を譲り受け、函館センターを開設しました。さらに、2008年には新潟の経営権を取得し、2009年には合併し、業務を発展させました。

2017年には福島センターを開設し、福島市へのケーブルテレビサービスの提供を開始しました。会社の名は、"ニコニコケーブルテレビジョン（NCV）"と"ニューセンチュリービジョン（NCV）"の2つの意味を持ちます。地域によって使用される略称が異なることも特徴の一つです。

主要サービスエリア

株式会社ニューメディアのサービスエリアは、以下のように広がっています。

• - 本社（米沢地区）：山形県米沢市、南陽市、高畠町、川西町
• - 函館センター：北海道函館市（特定の地域を除く）、北斗市、亀田郡七飯町
• - 新潟センター：新潟県新潟市中央区など
• - 福島センター：福島県福島市中心部

各センターは地域の特性に応じたサービスを提供し、住民の生活の質を向上させる努力を重ねています。

提供サービス

株式会社ニューメディアでは、地上波系列別再送信を行い、地上デジタル放送やインターネットサービスも広く展開しています。特に、地上デジタル放送はパススルー方式での再送信が行われており、利用者には多様なチャンネルが提供されています。

また、インターネットサービスにおいても、OMN（Open Multimedia Network）を通じた高速な通信を提供し、教育の一環としてパソコン教室やネット関連の講座も行っています。特に、2012年から提供されているNCVヒカリギガは国内最速の通信速度を誇ります。

コミュニティ放送と地域貢献

株式会社ニューメディアは、地域密着型のコミュニティ放送も行っています。エフエムNCVおきたまGO!は、米沢市や南陽市、高畠町、川西町を中心に放送しており、地域の情報発信やイベント告知などを積極的に行っています。このように、地域住民との繋がりを大切にし、地域活性化に寄与する活動をしています。

未来への展望

今後も株式会社ニューメディアは、新しい技術の導入やサービスの充実を図り、地域住民のニーズに応えていく方針です。地域社会と共に成長し、より便利で快適な生活を実現するための努力を続けていくことでしょう。

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