ニンテンドー ゲームキューブのゲームタイトル一覧

ニンテンドー ゲームキューブ|ニンテンドー_ゲームキューブ ゲームタイトル一覧

ニンテンドー ゲームキューブ|ニンテンドー_ゲームキューブは、任天堂が発売した据え置き型ゲーム機です。この記事では、全世界で発売されたゲームキューブ対応ソフト、惜しくも発売されなかったタイトルについて解説します。ベスト版は除きます。

発売の変遷

前世代機NINTENDO 64でのソフト開発の難しさから、「クリエイターにフレンドリーなマシン」というコンセプトで開発されました。その結果、NINTENDO 64を大きく上回る豊富なラインナップを実現。セガが新たなサードパーティとして参入し、ローンチタイトルの一つとして『スーパーモンキーボール』が発売されました。アーケードからの移植である同作は、単純ながら奥深い操作性と高いリトライ性で人気を博し、特に北米で大きな支持を得ました。

スクウェア（現スクウェア・エニックス）も据え置き機としては久しぶりに『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』を発売。ナムコからは、モノリスソフト開発の『バテン・カイトス 終わらない翼と失われた海』が発売され、その個性的なキャラクターとカードシステム「マグナス」が話題を呼びました。同作は近年リマスター版が発表され、再び注目を集めています。

任天堂のオリジナル作品では、異星を舞台にした『ピクミン』が本体発売の1か月後に登場。ピクミンの特性を活かしたパズル性と、CMソング「愛のうた」が人気を博しました。続編『ピクミン2』では、ピクミンの種類増加や時間制限の撤廃など、プレイスタイルの幅が広がりました。

『ゼルダの伝説 風のタクト』は、トゥーンシェーディングによるアニメ調のグラフィックが評価され、以降のシリーズにも影響を与えました。主人公リンクの視線の向きを分かりやすく表現することで、ゲームプレイの快適さも向上しました。『カービィのエアライド』は、シリーズ初の3Dレースゲームとして、シンプルな操作性とやりこみ要素の強い「シティトライアル」モードが評価されました。

新たな試み

ゲームボーイアドバンス（GBA）との連動機能も搭載されました。『ゼルダの伝説 4つの剣+』では、GBAをコントローラーとして使用し、各プレイヤー専用の画面で冒険を進めることができました。しかし、接続ケーブルが人数分必要となるため、普及には至りませんでした。『マリオカート ダブルダッシュ!!』では、家庭内LAN接続による多人数プレイが可能でしたが、同様に機材の準備が必要なため、手軽に遊べるものではありませんでした。

任天堂はセガ、ナムコと共同で、ゲームキューブの構造を応用したアーケード基板トライフォースを開発。『F-ZERO GX』など、トライフォース基板のアーケードゲームと連携する作品も存在しました。

CEROレーティング導入

表現力の向上とともに、ユーザへの影響が考慮されるようになり、2002年にはCEROが設立。ゲームキューブ用ソフトも審査対象となりました。『Killer7』は、ゲームキューブ唯一のZ指定（18歳以上対象）ソフトとなりました。同作は、洗練されたトゥーンシェーディングやタイポグラフィ、心情をマップで表現する手法などが評価され、須田剛一氏の作家性が際立つ作品として知られています。

終焉

日本においては、2006年12月2日に『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』のオンライン販売をもって、ゲームキューブ用タイトルの発売を終了しました。北米では、日本未発売のタイトルも存在しました。

発売されたゲームキューブ用タイトルは、『スーパーマリオ 3Dコレクション』などを通じて、他機種へ展開されました。次世代機Wiiはゲームキューブと互換性があり、再販されたソフトをWiiで楽しむユーザーもいました。また、ゲームキューブ用タイトルの移植技術がWii用タイトルの開発に応用される例もありました。一方で、ゲームキューブのマイクロプロセッサは高性能であり、エミュレータ開発には工夫が必要となる場合や、複合的な理由で移植が困難なタイトルも存在します。

発売タイトル一覧

発売されたタイトルは649本に及びます。詳細は一覧表をご覧ください。

※本記事は、参考文献の情報に基づき作成されています。

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