ネビン・アシュリー

ネビン・アシュリー：遅咲きのメジャーリーガー、ブルージェイズを支える縁の下の力持ち

ネビン・ロバート・アシュリー（Nevin Robert Ashley, 1984年8月14日 - ）は、アメリカ合衆国インディアナ州出身の元プロ野球選手。捕手として、タンパベイ・レイズ、ミルウォーキー・ブルワーズなどでプレーした。現在はトロント・ブルージェイズでブルペン捕手を務めている。

プロ入りからメジャーデビューまで

2006年のMLBドラフト6巡目（全体169位）でタンパベイ・デビルレイズから指名され、プロとしてのキャリアをスタート。しかし、メジャーへの道のりは長く、マイナーリーグでの苦労が続いた。2010年にはAAA級ダーラム・ブルズに昇格し、オフにはレイズとメジャー契約を結ぶも、なかなか出場機会を得られなかった。

その後、シンシナティ・レッズ、ピッツバーグ・パイレーツなど、複数の球団を渡り歩き、マイナーリーグで実績を重ねた。特に2013年は、レッズ傘下のAAA級ルイビル・バッツで打率.328、6本塁打と好成績を残したが、メジャー昇格には繋がらなかった。

ブルワーズでのメジャーデビュー

2015年、ミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結ぶと、9月についにメジャー昇格を果たした。9月9日のマイアミ・マーリンズ戦で、「8番・捕手」として先発出場。キャリア10年目にして、ついにメジャーデビューを飾った。初打席では二塁打を放ち、初安打・初打点を記録。遅咲きのメジャーリーガーとして、大きな感動を呼んだ。この年、メジャーでは12試合に出場し、打率.100、1打点を記録した。

その後と引退後

2016年はニューヨーク・メッツとテキサス・レンジャーズ傘下のAAA級でプレーし、2017年はシアトル・マリナーズとマイナー契約を結び、この年が現役最後のシーズンとなった。

引退後の2019年からは、トロント・ブルージェイズでブルペン捕手を務め、選手を支える役割を担っている。

プレースタイル

アシュリーは、守備力に定評のある捕手だった。2009年にはベースボール・アメリカ誌から「レイズ傘下で最も守備が良い捕手」に選ばれたほどである。

まとめ

ネビン・アシュリーは、長年の下積み生活を経て、メジャーの舞台に立った苦労人である。その経験を活かし、現在はブルージェイズでブルペン捕手として、チームを支えている。メジャーでの活躍は短かったものの、そのひたむきな姿勢は、多くの人々に勇気を与えている。

詳細情報

背番号
5（2015年）

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Nevin Ashley stats MiLB.com （英語）
* Nevin Ashley (@nevin_ashley) - X（旧Twitter）

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