ノイブランデンブルク

ノイブランデンブルクは、ドイツ連邦共和国のメクレンブルク＝フォアポンメルン州に位置する都市で、メクレンブルギッシェ＝ゼーエンプラッテ郡の郡庁所在地です。州内ではロストック、シュヴェリーンに次ぐ人口規模を誇ります。市の南西にはトレンゼ湖が広がり、水と緑に囲まれた美しい景観が特徴です。

歴史

ノイブランデンブルクの歴史は中世に遡ります。この地域に最初に居住したのは、1240年頃のプレモントレ修道会の修道士たちでした。その後、アスカーニエン家のブランデンブルク辺境伯が領土の北部に都市を建設することを決定し、1248年にノイブランデンブルクが設立されました。1292年には、街とその周辺地域がメクレンブルクの一部となります。

中世から三十年戦争にかけて、ノイブランデンブルクは商業の中心地として繁栄しました。しかし、三十年戦争の戦火は街にも及び、大きな被害を受けました。スウェーデン王グスタフ2世アドルフの進軍の際には、街にスウェーデン軍が駐屯しましたが、1631年に神聖ローマ皇帝軍とカトリック連盟軍によって奪還されました。

東ドイツ時代には、ノイブランデンブルクはノイブランデンブルク県の県庁所在地となり、地域行政の中心としての役割を果たしました。

レンガゴシック様式の街並み

ノイブランデンブルクは、その美しいレンガゴシック様式の建築物で知られています。中世の面影を色濃く残す街並みは、多くの観光客を魅了しています。特に、市を取り囲むように築かれた城壁と、その壁面に設けられた4つの門（煉瓦造りの門）は、街のシンボルとなっています。これらの門は、中世の防御施設の名残をとどめており、歴史的な価値も高く評価されています。
ノイブランデンブルクは、「ヨーロッパ・レンガゴシックの道」にも加盟しており、その建築遺産は国際的にも注目されています。

姉妹都市

ノイブランデンブルクは、以下の都市と姉妹都市提携を結んでいます。

グラッドサクセ（デンマーク）
フレンスブルク（ドイツ）
コシャリン（ポーランド）
コッレーニョ（イタリア）
ナザレ（イスラエル）
ヌヴェール（フランス）
ペトロザヴォーツク（ロシア）
ヴィルジュイフ（フランス）
揚州市（中国）

出身者

ティム・ボロウスキ（サッカー選手）

外部リンク

ノイブランデンブルクの公式サイト（ドイツ語）)

関連項目

ノイブランデンブルク空港

ノイブランデンブルクは、歴史と文化が息づく魅力的な都市です。美しい街並みを散策したり、湖畔でリラックスしたりと、様々な楽しみ方ができるでしょう。

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