ハッスルMAN'Sワールド

ハッスルMAN'Sワールドとは

ハッスルMAN'Sワールドは、2010年から2012年にかけて活動した日本のプロレス団体です。坂田亘が代表を務め、元新日本プロレス社長の草間政一がCEOとして経営面をサポートしました。ハッスルの兄弟イベント「ジェッツ」との連携や、プロレスリングZERO1との協力関係を築きながら活動を展開しましたが、2012年に終結宣言が出され、ハッスルブランドの興行は事実上消滅しました。

歴史

旗揚げと初期の活動

2010年7月21日、坂田亘を代表として団体設立を発表。元新日本プロレス社長の草間政一がCEOに就任し、経営面をサポートしました。所属選手は坂田を含め3名という小規模なスタートを切りました。同年9月10日には新宿FACEで旗揚げ戦を開催。「ハッスルの兄弟イベント」としてスタートした小規模興行「ジェッツ」にも関わっていました。

苦難の時期とZERO1との連携

2011年3月、長年ハッスルを支えた山口日昇が失踪により離脱。坂田亘も離脱という報道がありましたが、坂田本人はこれを否定し、後の「ハッスルMAN'Sワールド6」で復帰しました。山口・坂田の不在の中、「ハッスルMAN'Sワールド#5」が強行され、以降はファースト・オン・ステージ及びプロレスリングZERO1との協力関係を強化しました。同年5月28日、「ハッスルMAN'Sワールド6」ではハッスル軍解散を懸けた試合が行われましたが、勝利し解散は免れました。

活動休止とZERO1への試合提供

「ハッスルMAN'Sワールド6」以降、自主興行は行われなくなりましたが、同年11月9日、ZERO1後楽園大会にて12月8日のZERO1新宿大会より活動を再開することが発表され、提供試合が組まれました。この時点では坂田は離脱済みでした。その後もZERO1への試合提供を続ける他、KAIENTAI DOJOにも参戦しました。

終結とその後

2012年3月2日、中村カントクより「終結宣言」が出され、「ハッスルMAN'Sワールド」の活動は一区切りとなりました。これにより、2004年から続いた「ハッスル」ブランドの興行は事実上消滅となりました。しかし、選手はハッスルマンズワールド所属のままそれぞれZERO1以外の他団体に参戦していくことを宣言。若鷹ジェット信介は株式会社エクスカリバーを設立し、上田祐介もエクスカリバーと契約。「若大将CUP」では若鷹ジェット信介監督の「HMW☆極軍」を結成し、上田も一員として再デビューを果たしました。

その後、若鷹・上田はともにハッスルMAN'Sワールド（エクスカリバー）所属のまま出身地である福岡に戻り、華☆激、九州プロレス、FTOなど九州のローカルインディやK-DOJO福岡大会に参戦しました。若鷹ジェット信介は、ハッスルMAN'Sワールド最終興行をハッスル旗揚げの場であるさいたまスーパーアリーナで開催することを目指しました。

ランズエンドへの継承と解散

崔領二がランズエンドを立ち上げて以降は若鷹・上田ともに参戦し、ランズエンドの興行内でハッスルMAN'Sワールドを継承していました。2016年12月19日のランズエンド新木場大会で解散を宣言し、「（同年末のRIZINへ参戦する）坂田へ届くように」とハッスルポーズを行いました。若鷹・上田はエクスカリバーからランズエンドへ移籍しました。

最終所属選手

若鷹ジェット信介
@UEXILE（現：ウエザイル）

スタッフ

レフェリー: 笹崎勝己（プロレスリングZERO1）
リングアナウンサー: オッキー沖田（プロレスリングZERO1）

ハッスルMAN'Sワールドは、短期間の活動でしたが、ハッスルブランドを継承し、所属選手の活躍の場を広げました。その終焉は、一つの時代の終わりを象徴するものとなりました。

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