ハピネス (AIの曲)

「ハピネス」について

「ハピネス」は、AIが歌った楽曲で、2011年にEMIミュージック・ジャパンからリリースされました。作詞はAI自身が手掛け、作曲はAIとUTAによる共作です。この楽曲は、2011年のコカ・コーラクリスマスキャンペーンのTVCMソングとして起用され、以降も2015年までの5年間にわたり同キャンペーンのタイアップ曲に選ばれました。この年のキャンペーンに日本オリジナルの楽曲が使用されたのは、約10年ぶりのことでした。

「ハピネス」は多くのリスナーに支持され、総ダウンロード数は300万件を超えるヒットを記録しました。AIの代表的な楽曲の一つとして知られ、特に「Story」が500万ダウンロードであるのに対し、「ハピネス」はその次に位置する重要な楽曲です。その人気を受けて、日本レコード協会からは複数の認定を受け、2011年12月にはゴールド認定、2012年2月にはプラチナ認定、そして同年12月にはダブル・プラチナ認定を果たしました。これらの認定はすべてPC配信に基づいています。

リリースの詳細

「ハピネス」は、2011年11月7日に着うたが配信開始され、11月18日には着うたフル版が登場しました。また、2011年12月24日には、ジャクソンズとのコラボレーションによる両A面シングル「ハピネス/Letter In The Sky feat.The Jacksons」が発売されています。このシングルは「CD+DVD」形態でのリリースとなり、DVDには表題曲のミュージック・ビデオや、日本武道館で開催された『伝説NIGHT』のダイジェスト映像が収録されています。

その後も続々とリリースが行われ、2012年にはMighty Crownによるレゲエ調のリミックスやEPの発表などで「ハピネス」は多彩なバージョンが登場しました。特に2013年には、コカ・コーラのクリスマスキャンペーンソングバージョンも登場し、さまざまな形で楽曲が楽しめるようになっています。

ミュージック・ビデオの制作

「ハピネス」は、コカ・コーラのキャンペーンソングとして、3態様のミュージック・ビデオが制作されています。2011年のオリジナルバージョンのビデオは、高校を舞台に撮影され、AIは掃除婦や校長、コカ・コーラの営業マンのコスプレを披露。最後には学校の生徒と合唱する感動的なシーンが描かれています。

2012年制作の「ハピネス - スマイル・バージョン」のビデオは、横浜で撮影され、特設サイトから選ばれた1000人による大規模な合唱や、FreFlowを駆使した巨大クリスマスツリーが強烈なインパクトを与えました。さらに、2013年には「ハピネス - あげようバージョン」のミュージック・ビデオが制作され、東日本大震災の犠牲者への祈りを捧げる学生たちとのコラボレーションが行われ、キャンペーンテーマ「ハッピーをあげよう」に沿った感動的な内容となっていました。

チャート成績と受賞歴

シングル『ハピネス/Letter In The Sky feat.The Jacksons』は、2012年のオリコン週間シングルランキングで初登場14位を獲得し、Billboard Japan Top Singles Salesチャートでも初登場13位にランクインしました。2013年リリースのシングル『ハピネス - ギフトパック』も話題に。楽曲単体では、Billboard Japan Hot 100チャートで、2011年12月に最高4位を記録し、2012年度年間ランキングでも5位に入るなど、全国的な人気を獲得しました。

収録内容とカバー

「ハピネス」は、AI自身が作詞し、AIとUTAが作曲した楽曲としてさまざまなアルバムに収録されています。特記がない限り、2011年バージョンでの収録が行われており、『INDEPENDENT - DELUXE EDITION』にボーナストラックとしてリミックスや別バージョンが収録されるなどしています。

また、瑛人がカバーしたバージョンが2020年11月に配信限定シングルとしてリリースされ、コカ・コーラのキャンペーンソングとして使用されるなど、今なお多くのアーティストに取り上げられています。三浦大知もカバーを披露し、さまざまなシーンで「ハピネス」はリスナーに愛され続けています。

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