ハファエル・ロバト・ジュニア

ハファエル・ロバト・ジュニア

ハファエル・ロバト・ジュニア（Rafael Lovato Jr.、1983年6月25日 - ）は、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ出身の男性柔術家、総合格闘家です。ロバトズ・スクール・オブ・ブラジリアン柔術に所属し、元Bellatorミドル級王者、元Legacy FCミドル級王者という輝かしい実績を持ちます。ラファエル・ロバト・ジュニアとも表記されます。

ブラジリアン柔術とグラップリングでの実績

ロバト・ジュニアは、ブラジル人以外で史上初のブラジレイロ優勝、アメリカ人ではBJ・ペン以来史上2人目となるムンジアル優勝を果たすなど、柔術とグラップリングの国際大会で数々の輝かしい実績を誇ります。その卓越した技術と実績は、格闘技界で広く知られています。

生い立ちと格闘技との出会い

1983年、オハイオ州シンシナティで生まれたロバト・ジュニアは、8歳の時にオクラホマ州オクラホマシティへ移住しました。父親の影響で幼少期から截拳道、ボクシング、エスクリマなど多様な格闘技を学び、13歳でブラジリアン柔術を始めました。2004年には、21歳でサウロ・ヒベイロから黒帯を授与されました。

グラップリングでの活躍

2005年、ヒクソン・グレイシー主催のブドーチャレンジ98kg以上級に出場し、1回戦でホーレス・グレイシーにチョークスリーパーで一本勝ち。決勝では小斎武志に指を噛まれるアクシデントがありましたが、反則勝ちで優勝を果たしました。2006年にはリョート・マチダとの対戦で判定負けを喫しましたが、その後もアブダビコンバットなどの主要大会で活躍しました。2007年にはブラジル柔術選手権黒帯スペルペサード級で優勝し、ブラジル人以外で史上初の王者となる快挙を達成。同年の世界柔術選手権黒帯ペサディシモ級でも優勝し、アメリカ人としてBJ・ペン以来2人目の王者となりました。

総合格闘技への挑戦

2014年、Legacy FCでプロ総合格闘技デビューを果たし、2016年にはミドル級王座を獲得しました。2017年3月にはBellatorに初参戦し、チャールズ・ハックマンをわずか13秒でTKO勝利。2019年にはBellator世界ミドル級タイトルマッチでゲガール・ムサシに勝利し、王座を獲得しましたが、2020年に海綿状血管腫と診断され、王座を返上しました。その後、後進の指導に専念していましたが、2022年12月には復帰戦で岩﨑大河に一本勝ちを収めました。

主な獲得タイトル

ブラジリアン柔術

ヨーロピアン柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝（2007年）
パンアメリカン柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝（2007年）
ブラジル柔術選手権 黒帯スペルペサード級 優勝（2007年）
世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級 優勝（2007年）
パン柔術選手権 黒帯ペサード級 優勝（2008年）
ブラジル柔術選手権 黒帯アブソルート級 優勝（2013年）

グラップリング

ブドーチャレンジ 98kg以上級 優勝（2005年）
世界ノーギ柔術選手権 黒帯ペサード級 優勝（2010年）
世界ノーギ柔術選手権 黒帯メイオペサード級 優勝（2011年）
世界ノーギ柔術選手権 黒帯ペサディシモ級 優勝（2013年）

総合格闘技

第4代Legacy FCミドル級王座（2016年）
第6代Bellator世界ミドル級王座（2019年）

戦績

SHERDOGで確認できます。

関連情報

男子[[総合格闘家一覧]]
Legacy FC王者一覧
Bellator MMA王者一覧
無敗の[[総合格闘家一覧]]

外部リンク

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