ハワード・アイズリー

ハワード・アイズリー：選手から指導者へ

ハワード・アイズリー（Howard Jonathan Eisley、1972年12月4日生まれ）は、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイト出身の元プロバスケットボール選手であり、現在は指導者として活躍しています。現在はNBAのニューヨーク・ニックスでアシスタントコーチを務めています。

プロ入りまでの道のり

アイズリーは、地元デトロイトのサウスウェスタン高校で、後にNBA選手となるジェイレン・ローズやボション・レナードと共にプレーしました。その後、ボストン・カレッジに進学し、4年間プレーしました。

1994年のNBAドラフトにおいて、ミネソタ・ティンバーウルブズから30位指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。しかし、ルーキーシーズンは決して順風満帆とは言えませんでした。1995年2月にティンバーウルブズから解雇され、同月26日にサンアントニオ・スパーズと10日間契約を結びましたが、翌月18日には再び解雇されるという苦しい時期を過ごしました。その後、CBA（コンチネンタル・バスケットボール・アソシエーション）でシーズンを終えました。

ユタ・ジャズ時代

1995-96シーズン、アイズリーはユタ・ジャズに所属し、ジャック・ヴォーンと共に、名ポイントガードであるジョン・ストックトンの控えとして重要な役割を担いました。彼は堅実なプレースタイルでチームに貢献し、信頼される選手として評価を高めました。1997年と1998年には、マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズとNBAファイナルで対戦しましたが、いずれも敗退しました。

その後のキャリア

2000-01シーズンにはダラス・マーベリックスでプレーし、その後はニューヨーク・ニックス、フェニックス・サンズと渡り歩きました。2004-05シーズンには再びユタ・ジャズでプレーしました。2005-06シーズンはロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツでプレーし、2006年7月にJ・R・スミスとのトレードでシカゴ・ブルズに放出された後、解雇され、現役を引退しました。

指導者としてのキャリア

現役引退後、アイズリーは指導者としての道を歩み始めました。2010年にはロサンゼルス・クリッパーズの選手育成部門担当コーチに就任し、若手選手の育成に尽力しました。2014年にはワシントン・ウィザーズのアシスタントコーチに就任し、更なるステップアップを果たしました。

ハワード・アイズリーは、選手としてだけでなく、指導者としてもバスケットボール界に貢献している人物です。彼の経験と知識は、これからのバスケットボール界を担う世代の育成に活かされていくことでしょう。

外部リンク

NBA.com ハワード・アイズリー

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