ハートビート (GOING UNDER GROUNDのアルバム)

GOING UNDER GROUND 『ハートビート』

GOING UNDER GROUNDが2003年10月22日にHAPPYHOUSEよりリリースしたメジャー3枚目、通算6枚目のオリジナルアルバムが『ハートビート』です。

当初CCCD盤として発売されましたが、後にDVDオーディオ（2003年12月17日）、CD-DA盤（2007年12月19日）として再発売されています。プロデュースは前作に続き上田ケンジとの共同で行われ、ジャケットは初期2作と同様に宮尾和孝が担当しました。

アルバムタイトル曲である「ハートビート」は、2004年1月21日にシングルカット。こちらもCCCDだったため、アルバムと共にCDDA盤が発売されています。

アルバム発売後には、2003年11月24日から2004年1月17日にかけて、リリースツアー「GOING UNDER GROUND tour “every breath”」が全13公演開催されました。ツアーファイナルとなった渋谷公会堂での公演の一部（7曲）と、「ダイアリー」「トワイライト」「ハートビート」のミュージックビデオを収録したDVD「every breath」が、2004年3月24日にビクターエンタテインメントから発売されています。

ボーカルの松本素生は、本作について、バンドが瞬発力だけで楽曲を制作する段階から脱しつつある時期の作品だと語っています。瞬発力と計算の間で葛藤しながらも、初期衝動だけに頼らず、向上心を持って制作に臨んだとのことです。同時に、手法に溺れることなく、自由な発想を大切にしたとも語っています。

収録曲について

1. トワイライト
6thシングル。
2. リバーズエッジ
3. ハートビート
7thシングル（アルバム発売後にリカット）。
ベースの石原聡が初めてボイスベースでコーラスに参加。
MVには蒼井優、西尾季隆（X-GUN）が出演。
Bank Bandがアルバム『沿志奏逢3』でカバー。
4. かいき
5. さえないブルー
6. 月曜日雨のメロディー
中澤寛規ボーカル曲。
終盤に河野丈洋がワンフレーズ歌うパートあり。
7. 虹ヶ丘
メンバー全員で作曲。
8. ビターズ
9. ダイアリー
5thシングル。
10. 銀河行き
11. 波

タイアップ情報

トワイライト
NHK教育『あしたをつかめ 平成若者仕事図鑑』主題歌（2004年 - 2012年）
映画『銀のエンゼル』挿入歌
テレビ東京系『元祖!でぶや』初代エンディングテーマ
ハートビート
ボーダフォン日本法人のV601NテレビCM（2003年）
映画『茜色に焼かれる』主題歌
さえないブルー
映画『銀のエンゼル』主題歌
ダイアリー
丸大食品テレビCMアテネ五輪応援ソング（2003年）
テレビ埼玉『REDS TV GGR』エンディングテーマ

関連書籍

バンドスコア GOING UNDER GROUND ハートビート（シンコーミュージック、2004年）

セルフカバー

2018年には、CDデビュー20周年を記念して、本作をアコースティックアレンジ主体でリアレンジしたセルフカバーアルバム『ハートビート 2018 〜emotionalred〜』がライブ会場と公式通販サイトで発売。Billboard Live OSAKAで発売記念ライブも開催されました。

当初はライブ会場でのグッズ販売を目的とした弾き語り主体のカバーアルバムとして企画されましたが、制作が進むにつれてフルアレンジでの3部作へと発展。20周年を盛り上げたいという思いと、当時GOING UNDER GROUNDを聴いていたリスナーに元気な姿を届けたいという気持ちが込められています。松本は、過去の作品と向き合い、当時の瑞々しさを再確認する作業だったと語っています。

外部リンク

GOING UNDER GROUND | ハートビート（CD-DA盤） - ビクターエンタテインメント
GOING UNDER GROUND | ハートビート（DVD-Audio盤） - ビクターエンタテインメント
* GOING UNDER GROUND | every breath- ビクターエンタテインメント

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