バイオハザード (映画シリーズ)

バイオハザード 映画シリーズ

「バイオハザード」（Resident Evil）は、カプコンの人気ゲームソフトを原作としたアクションホラー映画シリーズです。1998年1月にドイツのコンスタンティン・フィルムが映画化権を獲得し、2001年にはスクリーン ジェムズが配給権を取得。ポール・W・S・アンダーソンを監督・脚本に迎え、2002年に第1作『バイオハザード』が製作されました。アンダーソンはその後もシリーズに関わり、監督や脚本、プロデューサーとして中心的役割を果たしました。

オリジナルシリーズ

バイオハザード (2002年)

1998年1月、コンスタンティン・フィルムが映画化権を獲得。当初、ジョージ・A・ロメロが監督と脚本を担当しましたが、彼の脚本は採用されず降板。その後、ポール・W・S・アンダーソンが脚本を書き、監督も務めることになりました。主人公アリス役にはミラ・ジョヴォヴィッチが起用され、2001年にはコロンビア・トライスターが北米配給権を獲得。予算は4,000万ドルでした。

バイオハザードII アポカリプス (2004年)

第1作の成功を受け、2003年に続編が製作されました。アンダーソンは脚本を担当しましたが、監督はアレクサンダー・ウィットが務めました。

バイオハザードIII (2007年)

2005年11月、スクリーン ジェムズが第3作の権利を獲得。アンダーソンが脚本を担当し、ラッセル・マルケイが監督を務めました。撮影はメキシコで行われ、2007年9月21日に公開されました。

バイオハザードIV アフターライフ (2010年)

コンスタンティンは第3作公開前から第4作の準備を進めていました。日本を舞台とし、ジェームズ・キャメロンが開発したフュージョン・カメラ・システムを用いて3D撮影されました。脚本と監督はポール・W・S・アンダーソンが担当しました。

バイオハザードV リトリビューション (2012年)

アンダーソンが脚本・監督を務め、第6作と前後して撮影が予定されていましたが、アンダーソンは第5作に集中しました。コリン・サーモン、ミシェル・ロドリゲス、オデッド・フェールが過去作から復帰。また、ヨハン・アーブ、ケヴィン・デュランド、リー・ビンビンが新たにゲームキャラクターを演じました。2012年9月14日に海外で公開されました。

バイオハザード: ザ・ファイナル (2016年)

シリーズ最終作。アンダーソンが脚本・監督を務め、ミラ・ジョヴォヴィッチがアリス役を再演。ショーン・ロバーツ、イアン・グレン、アリ・ラーターがそれぞれアルバート・ウェスカー、アイザックス博士、クレア・レッドフィールドとして復帰しました。2D撮影されたものを3Dに変換。2016年12月23日に東京で、2017年1月27日に北米で公開されました。

リブート作品

バイオハザード: ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ (2021年)

2017年5月、コンスタンティン社がリブート版の開発を発表。当初、グレッグ・ルッソが脚本を担当し、ジェームズ・ワンがプロデュースする予定でしたが、ヨハネス・ロバーツが監督・脚本を担当することになりました。カヤ・スコデラリオ、ハナ・ジョン＝カーメン、ロビー・アメル、トム・ホッパーが出演。撮影は2020年10月17日に開始され、2021年11月24日に公開されました。本作は原作ゲーム『バイオハザード』と『バイオハザード2』を基に、1998年のラクーンシティを舞台としています。

評価

各作品は批評家から賛否両論の評価を受けましたが、ビデオゲームを原作とした映画シリーズとしては、世界で12億ドル以上を売り上げ、最高の興行収入を記録しました。また、ゾンビ映画シリーズとしても最高の興行収入を記録し、2017年時点ではホラー映画シリーズとしても最高の興行収入を誇っていました。

キャスト

オリジナルシリーズでは、ミラ・ジョヴォヴィッチが主人公アリスを演じ、一貫してシリーズを牽引しました。リブート版では、カヤ・スコデラリオ、ハナ・ジョン＝カーメン、ロビー・アメル、トム・ホッパーらが新たなキャラクターを演じました。

興行成績

シリーズ全体で12億ドルを超える興行収入を記録し、特にゾンビ映画、ホラー映画のジャンルでトップクラスの成績を収めました。

批評家や一般の観客の反応

批評家からの評価は賛否両論でしたが、一般の観客からは支持され、特にアクションとホラー要素を組み合わせたエンターテイメント作品として人気を集めました。

外部リンク

ラクーンシティシネマズ - カプコン
映画『バイオハザード』公式 (@biomoviejp) - X（旧Twitter）
* Resident Evil film series - オールムービー（英語）

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