バイーア連邦大学

バイーア連邦大学の概要

バイーア連邦大学（Universidade Federal da Bahia、UFBA）は、ブラジルのバイーア州に所在する公立の高等教育機関です。主にサルヴァドールを中心に広がっており、この州で最も大きな大学として知られています。

歴史

この教育機関は1946年4月8日に設立され、初期は医学、歯学、薬学、哲学、経済学、法学、工芸の各学部が揃っていました。設立にあたって法令9155が発せられ、その後同年の7月2日から実際の教育活動を開始します。興味深いことに、UFBAはブラジル最古のキリスト教に根ざした薬学部を持つ大学でもあります。

1950年12月4日には、政府が高等教育の連邦化に関する法令2234を承認したことにより、バイーア連邦大学は連邦政府の下に組み込まれ、「バイーア連邦大学」として知られるようになりました。バイーア州における高等教育の歴史は1828年まで遡ることができ、その際、ポルトガル議会の決定によってバイア医科学校が設立されたことが起源です。

その後も、1832年の薬学部設立、1877年の美術学部、1891年の法学部、1897年の工芸学校、1905年の経済学部、さらに1942年の図書館学部、1943年の哲学、理学、文学の各学部設立が続き、これらの学部が1946年の設立以降、UFBAの核となっています。

時が経つにつれて、社会の科学や文化の要請に応じて新たな学部や学科が設立されるようになりました。特に1949年から1961年にかけて学長を務めたエドガルド・サントス氏が中心となり、大学病院、建築学部、教育学部、音楽学部、さらには地球科学部など多様な学部が次々と設けられました。

学生生活

公立大学であるUFBAでは、学生に授業料が課されることはありませんが、入学希望者は試験を受ける必要があります。UFBAは57の学士課程、82の修士課程、さらに100以上の博士課程を提供しており、サルヴァドールだけでなく、バレイラスやヴィトリア・ダ・コンキスタにもキャンパスを展開しています。

志願倍率は平均して6.2倍と非常に高く、競争が激しいことを示しています。さらに、UFBAは国際的な連携も重視しており、32カ国における大学との協定を結んでいます。これにはアメリカ合衆国、スウェーデン、アルゼンチン、南アフリカ、ニュージーランドなど、名だたる国々の大学も含まれています。

そのため、UFBAはただの大学教育の場にとどまらず、国際的な視野を持つ人材を育成する重要な機関として機能しています。教育課程は多岐にわたり、充実した学術的環境を提供することで、学生の成長を支援しています。

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