バスター・ポージー

バスター・ポージー - プロ野球の伝説

バスター・ポージーは、1987年3月27日にアメリカのジョージア州リーズバーグで生まれた元プロ野球選手です。主に捕手として活躍し、右投右打の選手です。ポージーは、サンフランシスコ・ジャイアンツのフランチャイズプレイヤーとして知られており、チームは彼の存在を借りて2010年、2012年、2014年のワールドシリーズ優勝を達成しました。その業績の中でも特に重要なのは、彼がコリジョンルールの制定に寄与したことです。このことにより「バスター・ポージー・ルール」が生まれました。

プロ入り前のキャリア

2005年、ポージーはMLBドラフトでロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名されましたが、契約することはありませんでした。代わりにフロリダ州立大学へ進学し、大学での活躍が評価され、ジョニー・ベンチ賞やゴールデンスパイク賞を受賞します。

オリジナルのジャイアンツ時代

2008年に行われたMLBドラフトでは、サンフランシスコ・ジャイアンツに1巡目（全体5位）で指名されました。契約金は620万ドルと球団史上最高額でした。プロ初シーズンの2009年にはAAA級フレズノ・グリズリーズで115試合に出場し、成績を残して9月にメジャー昇格を果たします。しかし、メジャーでの初シーズンは振るわず、打率は.118でした。

2010年、ポージーはAAA級フレズノでの活躍からメジャーに昇格。捕手としてのプレーを本格化させ、打率.305、18本塁打、67打点を記録し、ナショナルリーグのルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出されます。同年のワールドシリーズではチームの優勝に貢献しました。2011年にはフロリダ・マーリンズ戦での事故により重傷を負い、コリジョンルール制定の一因となりましたが、2012年に大復活を遂げます。

主要な受賞歴と成績

復活後の2012年は、オールスター選出や首位打者を獲得し、さらにはMVPも受賞しました。2013年には9年総額1億6700万ドルで契約を延長し、続く2014年にも高い成績を記録。彼のキャリアにおいては、合計で3度のワールドシリーズ優勝、5回のシルバースラッガー賞、1回のゴールドグラブ賞があり、その名声は高い評価を得ています。

2019年以降は怪我に悩まされつつも、2021年に復帰し、オールスター選出を果たしました。2021年のオフには引退を表明し、そのキャリアを締めくくりました。

選手としての特徴

ポージーはキャリアのほとんどをジャイアンツで過ごし、攻守にわたって高いレベルのプレーを展開しました。通算打率は3割を超え、シルバースラッガー賞を複数回受賞するなど、攻撃面でも優れた成績を収めました。また、守備においてもゴールドグラブ賞やフィールディング・バイブル・アワードを受賞し、その評価は非常に高いものでした。MLB公式には10年間で最も優れた捕手の一人とされ、ESPNでは歴代の捕手の中で8位にランクインしています。

ポージーの存在とその影響力は、現代のプロ野球において忘れ去られることはなく、彼の成績や受賞歴は今後も多くのファンに語り継がれることでしょう。

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