バトゥ・ケーブス駅

バトゥ・ケーブス駅について

バトゥ・ケーブス駅（マレー語: Stesen Batu Caves）は、マレーシアのセランゴール州ゴンバッ郡に位置するマレー鉄道の駅です。この駅は、バトゥ・ケーブス支線上にありますが、運行系統としてはスレンバン線として案内されています。

概要

バトゥ・ケーブス駅は、KTMコミューターのスレンバン線の始発駅として機能しています。駅の北側にはセメント工場があり、その輸送のために貨物列車も運行されています。この駅はバトゥ・ケーブスのすぐ隣に位置しており、毎年2月初旬に開催されるタイプサムの期間中は、早朝から深夜まで多くの臨時列車が運行されます。KTMコミューターの運行開始前には、KTMインターシティによる臨時旅客列車が運行されていました。2010年のタイプサム開催時には、KTMコミューターの試験運行として旅客輸送が実施されました。

歴史

バトゥ・ケーブス駅は、1905年11月1日にバトゥ・ロード～バトゥ・ケーブス間の開通と同時に開業しました。しかし、数年後には駅は老朽化し、利用が困難な状態になりました。スントゥル〜バトゥ・ケーブス間の路線は、第6マレーシアプラン（1990年-1995年）におけるクアラルンプール〜スントゥル間の複線電化の対象区間には含まれませんでした。

その後、駅は改築され、電化も行われました。また、単線であったスントゥル〜バトゥ・ケーブス間は複線化が計画され、建設中であったタマン・ワーユ駅、カンポン・バトゥ駅、バトゥ・クントンメン駅の建設は一時中断されました。この複線化計画は、2001年以前にDRB-Hicom Berhadによって開始される予定でしたが、交通省からの命令により2001年4月13日に開始されることになりました。しかし、その後も進展がなく、2006年11月17日には用地の所有者が新建設会社のYTLコーポレーションに変更されました。計画は2010年4月までに完了する予定でしたが、実際には2010年8月まで延期され、ようやく完成しました。

駅構造

バトゥ・ケーブス駅は、相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。駅の西側には2本の貨物線があり、セメント工場へと続いています。トイレは橋上駅舎の改札内に設置されています。出口は東西にそれぞれ1箇所ずつ設けられており、バトゥ・ケーブスは東出口側にあります。

駅周辺

バトゥ・ケーブス

隣の駅

マレー鉄道
1 スレンバン線
バトゥ・ケーブス駅 (KC05) - タマン・ワーユ駅 (KC04)


関連項目

マレーシアの鉄道駅一覧

外部リンク

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