バルドビーニョ

バルドビーニョ：ガリシアの自然と文化が息づく自治体

バルドビーニョ（Valdoviño）は、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。コマルカ・デ・フェロルに属し、大西洋に面した風光明媚な土地柄で知られています。

地理

ア・コルーニャ県の北東部に位置し、北西部は大西洋に面しています。東はセデイラ、セルディード、モエーチェ、南はサン・サドゥルニーニョ、ナロンと隣接しています。自治体の中心地区は、バルドビーニョ教区のアビーニョ地区です。

特筆すべきは、西側郊外に広がるヨシ原、ヤナギ、ヨーロッパハンノキの群落がある湖沼と砂丘です。この地域は、1993年にラムサール条約登録地として登録され、国際的にも重要な湿地として保護されています。多様な動植物が生息しており、自然愛好家やバードウォッチャーにとって魅力的な場所です。

人口

ガリシア統計局のデータによると、2009年の人口は6,978人です。近年、人口はほぼ横ばいで推移しています。住民呼称はvaldoviñés/-aです。

言語については、ガリシア語が広く話されており、自治体住民に占めるガリシア語話者の割合は54.07%（2011年）となっています。ガリシア語は、この地域の文化とアイデンティティを象徴する言語であり、日常生活や行政、教育など様々な場面で使用されています。

政治

自治体首長はTEGA（Terra Galega、ガリシアの大地）のマリーア・イサベル・アルバレス・ディエゲスです。自治体評議員は、ガリシア社会主義者党（PSdeG-PSOE）、ガリシア国民党（PPdeG）、TEGA、CV（Centristas de Valdoviño、バルドミーニョ中道連合）、UIV（Unión de Independientes de Valdoviño、バルドミーニョ独立連合）、ガリシア民族主義ブロック（BNG）の各党派から選出されています。

教区

バルドビーニョは、9つの教区に分かれています。

バルドビーニョ（Valdoviño）
メアス（Meás）
ポルト（Porto）
ソモサ（Somozas）
セラントス（Serantes）
ビリャールーベ（Vilarube）
ラゴエイラス（Lagoelas）
ロイス（Loira）
ペーニャス（Peñas）

観光

バルドビーニョは、美しい海岸線と豊かな自然に恵まれており、観光地としても魅力的な場所です。特に、ラムサール条約登録地の湿地や砂丘は、自然観察やハイキングに最適です。また、海水浴やサーフィンなどのマリンスポーツも楽しめます。

まとめ

バルドビーニョは、ガリシアの豊かな自然と文化が息づく自治体です。ラムサール条約に登録された湿地や砂丘は、国際的にも重要な自然保護区であり、多様な動植物が生息しています。ガリシア語が話され、独自の文化が育まれています。自然、文化、歴史に興味のある人にとって、訪れる価値のある場所です。

外部リンク

バルドビーニョ公式サイト)
* Laguna y arenal de Valdoviño | Ramsar Sites Information Service)

もう一度検索