バートロ・コローン

バートロ・コローン (Bartolo Colón)

概要

バートロ・コローン・モラレス（1973年5月24日生まれ）は、ドミニカ共和国プエルト・プラタ州アルタミラ出身の元プロ野球選手であり、主に投手として活躍しました。右投げ右打ちの選手で、愛称は「ビッグ・セクシー」または「モラレス」です。彼の兄、ホセ・コローンも一時期マイナーリーグでプレーした経験があります。

経歴

プロ入りとインディアンス時代

コローンは1993年にクリーブランド・インディアンスに契約金30万ドルで入団し、4年後の1997年にはメジャーデビューを果たしました。彼はインディアンスでエースとしての役割を担い、1998年にはオールスターに選ばれ、6月には「ピッチャー・オブ・ザ・マンス」にも輝くなど活躍を見せました。

エクスポズ時代

2002年、コローンはモントリオール・エクスポズにトレード移籍。これにより、彼はMLB史上2人目となる両リーグで10勝を挙げる快挙を達成しました。

ホワイトソックス時代

2003年にはシカゴ・ホワイトソックスへトレードされ、自己最多タイの9完投を記録しつつも、防御率は前年より悪化しました。

エンゼルス時代

翌年、コローンはアナハイム・エンゼルスと契約し、2005年シーズンには21勝を挙げ、サイ・ヤング賞を受賞しましたが、故障に悩まされました。

復帰とトレード

その後、ボストン・レッドソックスなどでのトレードを経て、ニューヨーク・ヤンキースではキャリアの中で再び成功を収めました。特に2011年には約4年ぶりの完封勝利を達成し、シーズンを通じて安定した成績を残しました。

アスレチックスとメッツ時代

2012年にはオークランド・アスレチックスでプレーし、シーズン中に薬物検査で陽性反応を示す不運もありましたが、最終的には復調を見せ、2013年にはリーグ最高の防御率を記録しました。その後、ニューヨーク・メッツに移籍し、200勝を達成しました。

ブレーブスとツインズ時代

2016年にはアトランタ・ブレーブスと契約し、その後ミネソタ・ツインズでもプレー。また、2017年には全30球団からの勝利を達成し、史上18人目の偉業を成し遂げました。

引退と現状

コローンは2021年にメキシカンリーグでプレーした後、2022年に引退を発表。その後、2023年にはベースボール・ユナイテッドの共同オーナーとしてスポーツ界に再登場しています。

投球スタイル

コローンは力強い脚力を持ち、特に二種類の速球を武器とし、最大で101mphの速球を記録しました。彼のフォーシームとツーシームは特に効果的で、多くの打者を苦しめました。変化球としてはスライダーやサークルチェンジを使用し、これらを駆使した巧妙なピッチングスタイルで知られています。

プライベート

コローンは、子供を4人持ち、4歳年下の愛人との間に誕生した子供が1人ずついます。この愛人が起こした養育費の支払いに関する訴訟により、不倫関係が明らかになったこともあります。

詳細情報

コローンは通算でおよそ247勝を挙げるなど、ドミニカ共和国出身選手としての記録も持っています。また、彼は投手として数々のタイトルを獲得し、オールスター選出も4回達成しました。特に、42歳という高齢での初本塁打は大きな話題を呼びました。

まとめ

バートロ・コローンは、長いキャリアを通じて多くの記録を打ち立ててきた選手であり、今やメジャーリーグにおける伝説的存在となっています。彼の活躍と個性的なキャラクターは、多くのファンに愛され続けています。

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