パサール・スニ駅

パサール・スニ駅（マレー語: Stesen Pasar Seni）は、マレーシアの首都クアラルンプールに位置する、ラピドKLの重要な駅の一つです。この駅は、クラナ・ジャヤ線（Kelana Jaya Line）とスンガイ・ブロー-カジャン線（Sungai Buloh-Kajang Line）の2路線が乗り入れており、それぞれの路線に駅番号が割り当てられています。具体的には、クラナ・ジャヤ線にはKJ14、スンガイ・ブロー-カジャン線にはSBK16という駅番号が割り振られています。

歴史

パサール・スニ駅は、2段階に分けて開業しました。まず、1998年9月1日にクラナ・ジャヤ線の駅が開業し、その後、2017年7月17日にスンガイ・ブロー-カジャン線の駅が開業しました。これにより、パサール・スニ駅は2路線間の乗り換えが可能な駅となりました。

駅構造

クラナ・ジャヤ線の駅は高架構造で、島式ホーム2面2線を有しています。駅の北側には、KTMクアラルンプール駅と接続する歩行者用デッキが設けられており、両駅間の移動が容易です。一方、スンガイ・ブロー-カジャン線の駅は地下構造で、島式ホーム1面2線を備えています。安全対策として、ホームドアが設置されています。スンガイ・ブロー-カジャン線の駅入り口は、ブキッ・タブール石英採石場で採掘された石英をイメージしたデザインが特徴です。また、地下駅内部は、クラン川とゴンパック川の合流地点をモチーフにしたデザインが施されています。

高架駅舎と地下駅舎は、スルタン・モハメド通りを挟んだ位置にそれぞれ建てられていますが、両駅舎は歩行者用デッキで繋がっているため、乗り換え時の移動はスムーズに行えます。

駅周辺

パサール・スニ駅は、チャイナタウン（プタリン・ストリート）の最寄りの駅であり、周辺には多くの中国系住民が生活しています。駅名にある「パサール」とは、マレー語で市場を意味し、「パサール・スニ」は近くにあるセントラル・マーケットの別名としても知られています。駅周辺には、以下の様な施設や場所があります。

チャイナタウン（プタリン・ストリート）
クアラ・ルンプール駅
セントラル・マーケット（パサール・スニ）
メイバンク (Maybank)
AmBank
国家繊維美術館
関帝廟 (Guan Di Temple)
仙師四師宮

バス路線

クラナ・ジャヤ線の高架駅舎の下には、バスターミナル（パサール・スニ・ハブ）があり、バス路線への乗り換えも便利です。

隣の駅

ラピドKLの各路線の隣の駅は以下の通りです。

クラナ・ジャヤ線 (5)
マスジット・ジャメ駅 (KJ13) - パサール・スニ駅 (KJ14) - KLセントラル駅 (KJ15)

スンガイ・ブロー-カジャン線 (9)
ムジウム・ネガラ駅 (SBK15) - パサール・スニ駅 (SBK16) - ムルデカ駅 (SBK17)

パサール・スニ駅は、クアラルンプールの主要な交通結節点として、多くの人々にとって重要な役割を果たしています。駅周辺の観光スポットや商業施設へのアクセスも良好で、国内外からの訪問者にとって非常に便利な駅となっています。

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