マスジット・ジャメ駅

マスジット・ジャメ駅は、マレーシアの首都クアラルンプールに位置する、ラピドKLの主要な駅の一つです。アンパン線、スリ・プタリン線、クラナ・ジャヤ線の3路線が乗り入れる乗換駅であり、クアラルンプール市内における交通の要衝となっています。

乗り入れ路線

マスジット・ジャメ駅は、アンパン線、スリ・プタリン線、そしてクラナ・ジャヤ線の3つの路線が交差する重要な駅です。アンパン線とスリ・プタリン線は、スントゥル・ティモール駅からチャン・ソウ・リン駅までの区間で線路を共有しており、当駅もその共用区間に含まれます。また、ラピドKLの各駅には駅番号が導入されており、マスジット・ジャメ駅の駅番号は、アンパン線が「AG7」、スリ・プタリン線が「SP7」、クラナ・ジャヤ線が「KJ13」となっています。

歴史

この駅の歴史は、1996年12月16日にアンパン線が開業した時に始まりました。その後、1998年7月11日には、スリ・プタリン線の専用区間（チャン・ソウ・リン - ブキッ・ジャリル間）が開通し、スリ・プタリン線の乗り入れも開始されました。これにより、当駅は2路線の共用駅となりました。さらに、1999年6月1日にはクラナ・ジャヤ線が開業し、3路線が乗り入れる現在の形となりました。

駅構造

マスジット・ジャメ駅は、アンパン線とスリ・プタリン線が高架駅として、クラナ・ジャヤ線が地下駅として建設されています。高架駅部分は、トゥン・ペラク通り上に相対式ホーム2面2線を有しています。一方、クラナ・ジャヤ線は島式ホーム1面2線を持ち、保安のためにホームドアが設置されています。駅舎は、トゥン・ペラク通りを挟んで2箇所に分かれており、それぞれアンパン線とスリ・プタリン線のホーム別に設けられています。クラナ・ジャヤ線のコンコースとホームは、東側（アンパン線、スリ・プタリン線2番線側）の駅舎と繋がっており、改札口は両駅舎とも地上にあります。

のりば

駅のプラットフォームは、各路線ごとに明確に分かれています。アンパン線とスリ・プタリン線は高架ホームを利用し、クラナ・ジャヤ線は地下ホームを利用します。乗り換えの際には、駅内の案内表示に従って移動する必要があります。

駅周辺

マスジット・ジャメ駅周辺には、多くの観光スポットや商業施設が点在しています。主なものとしては、ムルデカ・スクエア（独立広場）、スルタン・アブドゥル・サマド・ビル、マスジッド・ジャメ（ジャメモスク）などが挙げられます。また、HSBC銀行、CIMB銀行、AmBank、メイバンクなどの金融機関も周辺に集中しています。さらに、クアラ・ルンプール記念図書館、国家歴史博物館、聖ヨハネ座堂、聖マリア大聖堂、テレコムミュージアムなど、文化施設も豊富です。駅前周辺では、毎週土曜日に夜市が開催され、地元の人々や観光客で賑わいます。

バス路線

駅周辺にはバス停も多く、市内の様々な場所へアクセス可能です。バス路線を利用することで、駅周辺の観光地や商業施設へのアクセスがより便利になります。

隣の駅

マスジット・ジャメ駅の隣駅は以下の通りです。

アンパン線、スリ・プタリン線:
バンダラヤ駅 (AG6・SP6) - マスジット・ジャメ駅 (AG7・SP7) - プラザ・ラッヤット駅 (AG8・SP8)
クラナ・ジャヤ線:
ダン・ワギ駅 (KJ12) - マスジット・ジャメ駅 (KJ13) - パサール・スニ駅 (KJ14)

マスジット・ジャメ駅は、クアラルンプールの主要な交通拠点として、市民や観光客にとって欠かせない駅となっています。その利便性から、駅周辺は常に活気に満ち溢れています。

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