パット・ドブソン

パトリック・エドワード・ドブソン・ジュニア（愛称：パット）は、1942年ニューヨーク州バッファロー生まれの元プロ野球選手（投手）。右投右打。

タイガース、パドレス、オリオールズ、ブレーブス、ヤンキース、インディアンスと渡り歩き、1967年から1978年までMLBで活躍した。

プロ入りとデビュー

1959年、デトロイト・タイガースと契約しプロ入り。7年間のマイナーリーグ生活を経て、1967年にMLBデビューを果たす。1968年にはワールドシリーズにリリーフとして3試合に登板した。

パドレス、そしてオリオールズへ

1969年オフにサンディエゴ・パドレスへ移籍。翌1970年には先発ローテーションに定着し、14勝を挙げた。さらに同年オフ、ボルチモア・オリオールズへトレードされる。

1971年はドブソンのキャリアハイとなるシーズンとなった。9試合連続完投勝利を含む12連勝を記録し、20勝8敗の成績を残す。ジム・パーマー、マイク・クェイヤー、デーブ・マクナリーと共に、MLB史上2組目となる20勝カルテットを形成し、チームを地区優勝に導いた。ワールドシリーズでは第4戦に先発するも敗戦投手となった。同年には日米野球にも参加し、読売ジャイアンツ相手にノーヒットノーランを達成した。

1972年にはオールスターゲームに選出される。しかし、チームは前年の圧倒的な強さを見せられず、ドブソン自身も16勝18敗と負け越した。

ヤンキース時代

1972年オフにアトランタ・ブレーブスへ移籍するも、1973年シーズン途中にニューヨーク・ヤンキースへトレードされる。1974年には19勝を挙げ復活。ヤンキースのエースとして活躍した。

インディアンス復帰と引退後

1975年オフにクリーブランド・インディアンスへ移籍。1976年には16勝を挙げ、7年連続二桁勝利を達成する。しかし、1977年は成績が低迷し、1978年に現役を引退した。

引退後

引退後は、ミルウォーキー・ブルワーズ、パドレス、カンザスシティ・ロイヤルズ、オリオールズで投手コーチを歴任。1997年からはサンフランシスコ・ジャイアンツでGM特別補佐兼スカウトを務めた。

2006年11月22日、白血病のため64歳で死去。

プレースタイル

主な球種はカーブ、スライダー。

詳細情報

オールスターゲーム選出：1回（1972年）

背番号

40 （1967年）
22 （1968年 - 1969年）
37 （1970年 - 1972年）
27 （1973年）
36 （1973年 - 1975年）
* 41 （1976年 - 1977年）

もう一度検索