パーシュアー (護衛空母)

セント・ジョージ (USS St. George, AVG/ACV/CVE-17)

セント・ジョージは、アメリカ海軍が運用した護衛空母であり、ボーグ級航空母艦の一つです。この艦は第二次世界大戦において、重要な役割を担いました。以下にその艦歴を詳しく説明します。

艦の起工と改名

セント・ジョージは、1941年7月31日にミシシッピ州パスカグーラのインガルス造船所で「モーマックランド」という艦名で起工されました。艦名は、1942年1月7日にアメリカ海軍によって「セント・ジョージ」と改名され、その後、イギリス海軍への移管が決定されたことで「パーシュアー（HMS Pursuer, D73）」に再び改名されました。

進水と艦種変更

1942年7月18日、船の進水式はメリー・アン・S・バートマン夫人によって行われました。その後、艦は1942年8月20日にACV-17（補助空母）に艦種変更され、1943年6月14日には正式にアメリカ海軍に引き渡され、同日に再度イギリス海軍に移管されました。さらに1943年7月15日には、最終的にCVE-17（護衛空母）に艦種変更されました。

船団護衛任務

パーシュアーはイギリス本国艦隊に従属し、さまざまな船団護衛任務を遂行しました。1944年4月3日には、アルタ・フィヨルドにてドイツ戦艦ティルピッツへの攻撃に参加し、これにより同艦は3ヶ月間行動不能となりました。

ノルマンディーの戦い

また、1944年のノルマンディーの戦いにおいて、パーシュアーは上陸部隊に対する空中援護を行い、これにより作戦の成功に貢献しました。この戦闘は、連合国の勝利に向けて重要な意味を持ちました。

戦後の動向

1946年2月12日、パーシュアーはアメリカに返還されました。その後、1946年3月28日に艦は除籍され、最終的に1946年5月14日にペンシルベニア州ベスレヘムにあるパタプスコ・スチール・スクラップ社にてスクラップとして売却されました。

関連項目

• - イギリス海軍護衛空母一覧
• - アメリカ海軍護衛空母一覧

外部リンク

• - navsource.org

このように、セント・ジョージ（後のパーシュアー）は、第二次世界大戦においてさまざまな任務に従事し、重要な役割を果たした護衛空母でした。彼女の艦歴は、海軍の歴史において重要な一部を成しています。

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