ヒカルの碁 平安幻想異聞録

ヒカルの碁 平安幻想異聞録

『ヒカルの碁 平安幻想異聞録』は、2002年5月30日にコナミから発売されたPlayStation用ゲームソフトです。

解説

本作は、人気囲碁漫画『ヒカルの碁』を原作としたキャラクターゲームであり、ゲームオリジナルの和風ファンタジー外伝です。舞台は平安時代の都で、主人公たちは都にはびこる妖怪を囲碁で戦い、退治していきます。原作キャラクターである佐為は登場しますが、その他のキャラクターはよく似た別人として登場します。

ストーリーモードでは、盤の小さな9路盤で対局を行います。ヒントモードも搭載されているため、囲碁の知識がないプレイヤーでも十分にクリア可能です。フリー対局モードでは、9路盤、13路盤、19路盤を選択でき、33人のキャラクターと自由に対局できます。

物語

都では最近、妖（あやかし）が出没していました。藤原行洋は、近衛光に天才棋士である藤原佐為を迎えに行くよう命じます。内裏を訪れた佐為に、行洋は「陰陽師の賀茂明と共に、都にはびこる妖を退治せよ」と命じます。こうして、光・佐為・明による妖怪退治が始まるのです。

登場人物

主要人物

藤原佐為（ふじわらの さい）
声優：千葉進歩
本作の主人公。都で一番強い棋士であり、普段は町民に指導碁をしています。妖怪退治には囲碁の力が必要となり、内裏に出入りできるようになりました。原作同様、光とは息が合うコンビです。
近衛光（このえの ひかる）
原作：進藤ヒカル、声優：川上とも子
原作の主人公で、本作でも実質の主人公。昔の警察である検非違使（けびいし）。今まであまり外に出なかった佐為の護衛役となります。碁は素人でしたが佐為に習い始め、その素質は未知数です。
賀茂明（かもの あきら）
原作：塔矢アキラ、声優：小林沙苗
都では有名で、帝からの信頼も厚い陰陽師。光・佐為と共に妖怪退治に命じられ、お札などを使い佐為をサポートします。幼い頃から陰陽師として育てられ友達がいませんでしたが、イベント「明の事情」をクリアすると光と友人関係が芽生えます。
藤原行洋（ふじわらの こうよう）
原作：塔矢行洋、声優：津田英三
朝廷を二分する力を持つ大貴族。妖怪を倒すため、佐為・明・光を内裏に呼びました。原作では明の父親ですが、本作では佐為の父親という設定です。
緒方通匡（おがたの みちまさ）
原作：緒方精次、声優：藤原啓治
行洋派の中でもトップクラスの力を持つ中堅貴族。自宅で「お花見」ができるほどの力を持っています。
座間長房（ざまの ながふさ）
原作：座間、声優：石住昭彦
行洋派と対立する座間派のボス。行洋と同じぐらいの力を持っています。嫌味な性格であり、佐為や光に嫌味を言ってきます。終盤からは佐為を陥れる罠を仕掛けます。
菅原顕忠（すがわらの あきただ）
声優：星野充昭
倉田益隆（くらたの ますたか）
原作：倉田厚、声優：岩田光央
座間派の陰陽師。座間派ですが、光たちの邪魔をするわけではなく、光たちとも仲が良いです。陰陽師としての実力は明と対等です。

妖（あやかし）

京の妖（きょうの あやかし）：声優：納谷六朗
青龍（せいりゅう）：声優：楠見尚己
鬼（おに）
牛鬼（うしおに）
白虎（びゃっこ）：声優：北川勝博
狐（きつね）
人魚（にんぎょ）
朱雀（すざく）：声優：廣田行生
鵺（ぬえ）
河童（かっぱ）
玄武（げんぶ）：声優：吉野裕行

光の友人

伊角信輔（いすみの のぶすけ）：原作：伊角慎一郎、声優：鈴村健一
和谷助秀（わやの すけひで）：原作：和谷義高、声優：高木礼子
加賀諸純（かがの もろずみ）：原作：加賀鉄男、声優：伊藤健太郎
筒井公任（つついの きんとう）：原作：筒井公宏、声優：津村まこと
三谷基頼（みたにの もとより）：原作：三谷祐輝、声優：浅川悠
あかりの君（あかりのきみ）：原作：藤崎あかり、声優：かかずゆみ
なせの君（なせのきみ）：原作：奈瀬明日美、声優：榎本温子
かねこの君（かねこのきみ）：原作：金子正子、声優：ゆきじ

ED曲

『Love of a Life time』（歌：新谷さなえ）

関連項目

* ヒカルの碁

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