ヒットでヒット バチョンといこう!

ヒットでヒット バチョンといこう!

『ヒットでヒット バチョンといこう!』は、1970年4月1日から1974年6月まで、ラジオ大阪で放送されていた深夜ラジオ番組です。この番組は、リスナーとのインタラクションやユーモア満載のコーナーが特徴で、長い間多くの支持を集めました。

番組の概要

当初この番組は、前番組『なぐりこみ歌謡七人衆』の後を受けて、月曜日から日曜日まで毎日の放送を行っていました。しかし、1973年の改編により、日曜日の放送が終了し、土曜日までの放送に変更されました。放送中には、リスナーの声を反映させるコーナーが多く設けられ、特に笑福亭仁鶴の「バチョン落語大学」では、リスナーの一人である北野誠が「真打ち」を獲得したというエピソードがあります。番組内でのプレゼント企画では、「バチョンバッグ」といったノベルティが用意され、リスナーの興味を引きました。

番組は1974年6月に終了しましたが、その後の同年10月には『サタディ・バチョン』という新しい番組が始まりました。この番組は、平日の『バチョン』を復活させる形で1976年に再開され、一年間にわたり放送が行われました。

パーソナリティ陣

『ヒットでヒット バチョンといこう!』では、さまざまなパーソナリティが登場しました。

• - 月曜日: 桂春蝶、真弓圭子（後に桂春蝶、白山英子）
• - 火曜日: 正司敏江・玲児
• - 水曜日: コメディNo.1、服部三千代（後に笑福亭仁鶴、板垣晶子）
• - 木曜日: 浜村淳、小鹿ミキ（後に浜村淳、他のメンバー）
• - 金曜日: 桂小米（後の桂枝雀）、吾妻ひな子
• - 土曜日: 笑福亭仁鶴、板垣晶子（後にコメディNo.1、服部三千代）
• - 日曜日: 桂三枝（現在の六代桂文枝）、高橋真由美（1971年9月まで）など

このように多彩なメンバーが番組を盛り上げ、毎日の放送を楽しませていました。

放送時間

『ヒットでヒット バチョンといこう!』の放送時間は、当初は月曜日から日曜日の23:00から25:30まででした。しかし、後の改編に伴い、放送時間が30分短縮され、さらには1973年4月以降は月曜日から土曜日までの放送に変更されました。

その後の展開

『わっしょいスペシャル・ハイ本番! ○曜バチョン』が1976年4月から放送され、月曜日から金曜日の同時間に設定されました。この番組も、前回に引き続き多くのリスナーから支持を受け、ラジオ大阪の重要なプログラムの一部となりました。

参考資料

この番組の詳細や放送内容については、ラジオ大阪制作部の編集による書籍や円満ラジオに関する資料などから確認できます。特に、1972年や1973年に発行された書籍において、当時の放送内容やリスナーの反応について詳しく記載されています。

『ヒットでヒット バチョンといこう!』は、ただのラジオ番組を超え、当時の文化やリスナーとの絆を象徴する存在となりました。その自由なスタイルとユニークな企画により、今なお多くの人々に記憶されています。

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