小鹿みき

小鹿みき: 女優としての軌跡と現状

小鹿みき（本名：畑田由美子）は、1949年8月8日に兵庫県神戸市で生まれた日本の女優である。彼女の芸能界入りは、当時17歳の時に関西女子短期大学に在学中、アルバイトでファッションモデルをしていたところを、朝日放送のプロデューサー澤田隆治によってスカウトされたことがきっかけである。芸名の「小鹿」は、初めて所属した事務所の社長が彼女の目元がディズニーの映画『バンビ』に似ていることを理由に名付けたものである。1977年には「ミキ」から「みき」に改名した。

小鹿は19歳でNHKのオーディションに合格し、以降は数多くのテレビドラマや映画に出演し、名声を得ることとなる。彼女が出演し、特に支持を集めたドラマには、朝日放送の「あきれた学園」やTBSの「肝っ玉かあさん」などがある。勘の良さやコケティッシュな性格を持ち合わせた演技で、大御所女優たちとの共演においても堂々たるパフォーマンスを見せ、視聴者の心を掴んだ。

現在、小鹿は愛知県名古屋市でクラブ「MEMBER'S みき」を経営しており、その合間を縫ってエフエム愛知のラジオ番組「いわせとみきの金鯱塾」でパーソナリティも務めている。この番組は毎週火曜日の夜21:00に放送され、リスナーとの交流を大切にしている。

2014年にはテレビ東京の番組「木曜8時のコンサート〜名曲!にっぽんの歌〜名古屋スペシャル」にVTR出演し、自身が経営するクラブでの撮影も行った。番組の司会は松丸友紀アナウンサーが担当しており、彼女との共演も話題となった。

また、2019年1月からは名古屋で飲食店を展開するまかまかグループの名誉女将に就任し、2020年からは静岡朝日テレビの番組「となりのスターさん」でレギュラー企画に出演し、さらにはYouTubeのまかまかチャンネルでの芸能人対談編MCとしても注目される。対談の相手には有名な芸能人たちが登場し、彼女の多才な一面を見せている。

小鹿みきの出演歴は、テレビドラマ、映画、舞台など幅広く、多くの作品に携わってきた。1973年には映画「チョットだけョ全員集合!!」に出演し、同年の「愛ってなんだろ」では幅広い演技力を発揮した。また、テレビドラマでは「肝っ玉かあさん」や「白い巨塔」など、様々な役に挑戦しており、特に「遠山の金さん」や「鬼平犯科帳」などの作品における演技で非常に高い評価を受けている。

エピソードとしては、1972年12月31日に放送された第14回輝く日本レコード大賞で五代目三遊亭円楽らと共に中継レポーターとして出演した際、受賞者をお祝いする場面が記憶に残っている。ちあきなおみとの共演におけるエピソードもファンの間で語り継がれている。

彼女はまた、数々のシングルをリリースしており、特に1970年の「いけない子になる時」や1971年の「土曜日はしあわせ」が知られている。小鹿みきは、女優としてのキャリアを通じて培ったプラスアルファの魅力で、多くの人々に愛され続けている。

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