ビエンベニード・マラニョン

ビエンベニード・モレホン・マラニョン（ビエンベ）

ビエンベニード・モレホン・マラニョン、通称ビエンベは、1986年5月15日生まれのスペイン・カディス県エル・プエルト・デ・サンタ・マリア出身のサッカー選手です。フィリピンに帰化し、現在はフィリピン代表として活躍しています。ポジションはフォワード。

クラブキャリア

幼少期は経済的な理由からサッカーアカデミーに通えず、路上でボールを蹴って腕を磨きました。2005年にCDラージョ・サンルケーニョでキャリアをスタートさせ、2007年にカディスCF Bへ移籍。同年12月にはトップチームでプロデビューを果たしました。しかし、2010年に規律違反でカディスを解雇され、その後はビジャルビアCF、CDモストレス、ロルカFC、UDソクエジャモスなど、スペイン国内のクラブを転々としました。

2015年、セレスFC（現ユナイテッド・シティFC）へ移籍し、初の海外挑戦。カディス時代のチームメイト、カルリ・デ・ムルガの存在が大きな支えとなりました。当初は自身のパフォーマンスに満足できず苦悩しましたが、エメリオ・カリグドンのプレースタイルを取り入れることで克服。チームの中心選手として活躍しました。2020年3月11日には、AFCカップで歴代最多となる35得点を記録しました。

2022年1月には、マレーシアの強豪ジョホール・ダルル・タクジムFCへ加入し、更なる高みを目指しています。

代表キャリア

2021年7月、フィリピンへの帰化が認められ、代表資格を取得。2020 AFFスズキカップ（延期開催）で代表デビューを飾り、東ティモール代表戦で初ゴールを記録。ミャンマー代表戦ではハットトリックを達成し、大会得点王の一人となりました。フィリピン代表のエースストライカーとして、今後の活躍が期待されています。

家族

ビエンベの祖父はバスク人で、フランコ政権から逃れるためフィリピンに亡命しており、彼とフィリピンとの間には深い繋がりがあります。

ビエンベニード・マラニョンは、その波乱万丈なキャリアと、常に向上心を持って努力を続ける姿勢で、多くのファンを魅了しています。今後の更なる活躍から目が離せません。

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