ピーター・パルチック

ピーター・パルチックは1992年生まれ、イスラエル出身の柔道選手です。100kg級を主戦場とし、国際舞台で数々の実績を残しています。

幼少期から柔道を始め、2011年にはヨーロッパジュニア90kg級で2位に入賞。その後、階級を100kg級に上げてからは、その才能を開花させました。2017年には、グランプリ・カンクンでIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾ります。

2018年には、地元テルアビブで開催されたヨーロッパ選手権で3位に入賞。同年、グランドスラム・アブダビでは、同じくイスラエルの柔道家であるサギ・ムキとともに優勝を果たし、アラブ諸国で開催されたスポーツ大会で初めてイスラエルの国旗掲揚と国歌演奏が実現しました。

2019年には、グランドスラム・パリとグランドスラム・エカテリンブルグで3位に入賞。2020年には、地元開催のグランプリ・テルアビブで優勝、さらにグランドスラム・パリでは決勝で憧れの存在であるヴァルラーム・リパルテリアニに勝利し優勝を飾りました。同年には、ヨーロッパ選手権でも優勝を果たしています。

2021年、東京オリンピックに出場。準々決勝でウルフ・アロンに敗れ7位に終わりましたが、混合団体では、ロシアオリンピック委員会との対戦で、100kg超級世界ランキング1位のタメルラン・バシャエフを破るなど、チームの勝利に貢献し、3位入賞を果たしました。

2023年の世界選手権では、2回戦で飯田健太郎、準々決勝でニヤス・イリアソフを下し、3位入賞。2024年のパリオリンピックでは、準々決勝で敗れるも、敗者復活戦を勝ち上がり、3位決定戦で勝利し、銅メダルを獲得しました。この試合では、一度は反則負けと判定されるも、コーチの抗議により判定が覆るという劇的な幕切れでした。

パルチックは、長年にわたり世界の第一線で活躍し続けている選手です。その実績と実力は、世界ランキング1位という数字にも表れています(24/7/22現在)。

主な戦績

2011年 - ヨーロッパジュニア　2位(90kg級)
2017年 - グランプリ・カンクン　優勝
2017年 - グランドスラム・アブダビ　3位
2018年 - グランプリ・トビリシ　優勝
2018年 - ヨーロッパ選手権　3位
2018年 - グランプリ・ブダペスト　3位
2018年 - グランドスラム・アブダビ　優勝
2018年 - グランプリ・ハーグ　優勝
2018年 - ワールドマスターズ　5位
2019年 - グランドスラム・パリ　3位
2019年 - グランドスラム・エカテリンブルグ　3位
2019年 - グランプリ・ザグレブ　3位
2019年 - ワールドマスターズ　5位
2020年 - グランプリ・テルアビブ　優勝
2020年 - グランドスラム・パリ　優勝
2020年 - ヨーロッパ選手権　優勝
2021年 -　ワールドマスターズ　3位
2021年 -　グランドスラム・テルアビブ　2位
2021年 -　東京オリンピック混合団体　3位
2022年 -　グランドスラム・パリ　2位
2022年 -　グランドスラム・テルアビブ　3位
2022年 -　グランドスラム・ウランバートル　3位
2022年 -　世界団体　3位
2022年 -　ワールドマスターズ　3位
2023年 -　グランドスラム・パリ　3位
2023年 -　世界選手権　3位
2023年 -　ワールドマスターズ　2位
2024年 - グランドスラム・アスタナ　3位
* 2024年 - パリオリンピック　3位

(出典、JudoInside.com)

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