フェニックス (スポーツウェアメーカー)

株式会社フェニックスについて

株式会社フェニックス（英文表記: PHENIX CO., LTD.）は、かつて東京都新宿区に本社を置いていたスポーツウェアメーカーです。1952年に鳳商会として設立され、1967年にフェニックスへと社名を変更しました。

主なブランド

同社は、長年にわたり以下のブランドの製造・販売を手がけていました。

phenix：スキー・アウトドアウェアブランド
Kappa：スポーツウェアブランド
alk phenix：テクニカルファッションウェアブランド

歴史

フェニックスは、その歴史の中で、さまざまな変遷を経験しています。

1952年：株式会社鳳商会として設立。
1967年：株式会社フェニックスに社名変更。
1983年：MCT社と技術提携し、Kappaブランドのアスレティックウェアを発売。
2004年：スキーウェアの販売不振により、産業再生機構の支援を受けることになります。その後、オリックスの支援のもとで経営再建を図るために会社分割を行い、事業はオリックスの新設子会社であるフェニックス（新）に引き継がれました。
2006年：「PHENIX」のロゴを新コーポレートロゴ「phenix」へ変更。
2008年：親会社であるオリックスが経営再建を断念し、株式の大部分が中国のスポーツアパレル企業である中国動向（集団）有限公司へ1円で売却され、同社の傘下に入りました。
2015年：「歩くための機能服」をキーワードにしたテクニカルファッションアパレルブランド「alk phenix(アルクフェニックス)」の展開を開始しました。
2020年：12月31日に事業を終了。スポーツブランド「phenix」とテクニカルファッションアパレルブランド「alk phenix(アルクフェニックス)」については、株式会社フェニックスの親会社である中国動向集団有限公司とマスターライセンス契約を締結したSHIFFON（シフォン）がワールドワイドで権利を承継しました。
2021年：フェニックスの事業終了に伴い、「Kappa」ブランドについても、イタリアのベーシックネットと契約した志風音が同様に権利を承継しました。
2022年：北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会において、ノルウェー代表選手団の公式服装をphenixが担当しました。

現在の状況

株式会社フェニックスとしての事業は終了しましたが、各ブランドは、新たな会社によってその展開が継続されています。

phenix, alk phenix: 株式会社シフォンが権利を承継し、ワールドワイドで展開しています。
Kappa: 株式会社志風音が権利を承継し、展開しています。

関連リンク

株式会社フェニックス
中国動向（集団）有限公司
株式会社志風音

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