フタバ図書

株式会社フタバ図書について

株式会社フタバ図書は、広島県を中心に多数の店舗を持つ書店チェーンです。主に書籍の販売に加え、古本の買取・販売、CDやDVD、さらにはゲームソフトの販売・買取も行っています。さらに、DVDやBDのレンタル、貴金属の買取・販売も手掛けており、ゲームセンターの運営も行っています。

会社の歴史と沿革

フタバ図書の起源は1913年に遡ります。当初、金屋町に世良東雲堂を設立する形で創業しましたが、1950年代に書店業務に移行し、1951年に法人化され現在のフタバ図書となりました。

1980年代にレンタルビデオ市場に注目し、郊外型の複合書店として店舗を展開。広島県を中心に、山口県や福岡県にも広がりを見せていますが、かつては愛媛県や岡山県、関東地方にも出店していました。

近年、出版不況や競争の激化により不採算店舗の閉店が相次ぎ、2021年には事業をひろしまイノベーション推進機構へ譲渡しました。この際、創業経営陣は完全に撤退し、新たに設立された会社が事業を継承しました。

店舗とサービスの多様性

フタバ図書は様々な店舗タイプを展開しています。「MEGA」や「GIGA」、「TERA」、「ALTI」といった名称は、店舗の規模や扱う商品ジャンルを示しています。MEGAは大型総合書店で、GIGAは複数階にわたる複合書店、TERAはワンフロアの店舗です。また、ALTIではタリーズコーヒーや駿河屋も併設されています。

店舗においては、新品書籍や中古本、ゲームソフト、CD/DVD/BDのレンタルや販売に加えて、文具や雑貨の売り場も用意されています。ゲームセンターを併設している店舗もあり、さらにコンビニエンスストアのローソンと提携した店舗も展開しています。

決済方法とポイントカード

書籍の購入にあたっては、現金や各種クレジットカードの使用が可能で、QRコード決済にも対応しています。また、かつて展開されていたポイントカード「フォレカ」は、2021年にサービスが終了しました。フォレカはポイント機能の他、レンタル時の身分証明やクレジットカードとしての機能もありましたが、現在はTポイントカードの導入が予定されています。

経営の変化と今後の展開

2021年以降、経営の見直しや店舗の集約が進められています。また、粉飾決算が発覚したことで、過去の経営問題が明るみに出ましたが、新たな体制のもとで再建を図ろうとしています。新会社が設立された後、店舗運営や販売戦略の刷新が期待されています。

まとめ

株式会社フタバ図書は広島を拠点とする多機能書店で、地域密着型のサービスを展開しながら、新たな可能性を模索しています。今後のビジネスモデルや店舗展開は、業界の変化に寄り添いながら、さらなる発展が期待されます。

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