フレッド・ケンドール

フレッド・ケンドール（Fred Lyn Kendall, 1949年1月31日 - ）は、カリフォルニア州トーランス出身のアメリカ合衆国の元プロ野球選手です。1970年代を中心に、主に捕手として活躍しました。息子は同じくプロ野球選手のジェイソン・ケンドールです。

経歴

1967年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから4巡目（全体68位）で指名されましたが、1968年のMLBエクスパンションドラフトでサンディエゴ・パドレスから指名を受け、パドレスへ移籍しました。1969年9月8日にメジャーデビューを果たします。

1972年には初めてマイナー降格を経験することなくシーズンを終え、着実にチームに貢献しました。1973年には145試合に出場し、打率.282、10本塁打、59打点を記録。この活躍が評価され、パドレスの最優秀選手に選出されました。1975年は103試合の出場で打率.199と苦しみましたが、1976年には捕手として両リーグ最多となる146試合に出場し、打率、本塁打、打点はいずれも前年を上回る成績を収めました。守備率.994は、名捕手ジョニー・ベンチに次ぐ2位という高水準でした。

1976年シーズン終了後、ジョージ・ヘンドリックとのトレードでクリーブランド・インディアンスへ移籍。さらに1978年開幕前にトレードでボストン・レッドソックスへ移籍し、シーズン終了後にはFAでサンディエゴ・パドレスへ復帰しました。1980年8月11日に解雇され、現役を引退しました。

引退後は、シカゴ・ホワイトソックス傘下（当時）のA級サウスベンドで監督を務めました。また、メジャーレベルではバディ・ベル監督の下、3球団でコーチとしてベルを支えました。

背番号

36（1969年）
16（1970年 - 1977年）
18（1978年）
5（1979年 - 1980年）

特記事項

フレッド・ケンドールは、堅実な守備と勝負強い打撃でチームに貢献した名捕手として知られています。
引退後も指導者として、多くの選手を育成しました。
息子であるジェイソン・ケンドールもメジャーリーガーとして活躍し、親子二代でプロ野球選手となりました。

外部リンク

選手の通算成績と情報 Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
* Baseball-Reference (Register)

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