ブイ・テクノロジー

株式会社ブイ・テクノロジー

株式会社ブイ・テクノロジー（V Technology Co., Ltd.）は、フラットパネルディスプレイ（FPD）関連装置を中心に、精密機器の開発、製造、販売、サービスを提供する企業です。本社を神奈川県横浜市保土ケ谷区に構え、FPDだけでなく、太陽電池やLED向けの装置も手掛けています。

事業内容

ブイ・テクノロジーは、主に以下の分野で事業を展開しています。

フラットパネルディスプレイ (FPD) 関連装置: 製造装置、検査装置、測定装置、観察装置、及び修正装置の開発・製造・販売・サービス
太陽電池・LED向け装置: 開発・販売

近年では、スマートフォン用パネルの性能向上に貢献する「光配向露光装置」の開発に注力しており、高精細なディスプレイの実現を支えています。

沿革

1997年: 杉本重人氏が測量機器メーカーソキアの同僚と共同で会社を設立。
2000年: 東京証券取引所マザーズに上場。これは、東証マザーズにおける製造業として初の上場事例となりました。同年、韓国に子会社を設立し、グローバル展開を加速。
2001年: 台湾にV-TEC Co., Ltd.を設立し、製品の販売・サービスサポート体制を強化。
2011年: 東京証券取引所市場第一部へ上場。
2013年: オムロンレーザーフロント株式会社からFPD・半導体業界向けリペア装置事業を取得し、事業領域を拡大。
2015年: 日本精工株式会社よりNSKテクノロジー株式会社の全株式を取得し、株式会社VNシステムズに商号変更。中国・香港にVETON Tech LIMITED.を設立。Shanghai V Technology Co., Ltd.をShanghai VN Systems Co., Ltd.へ商号変更し、VNシステムズの中国事業サポートを強化。
2016年: オー・エイチ・ティー株式会社を子会社化。
2017年: 株式会社VNシステムズを吸収合併。

特徴

ブイ・テクノロジーは、ファブレス企業として知られています。自社で工場を持たず、製品の製造を外部に委託することで、経営資源を研究開発や設計に集中させています。また、M&Aを積極的に活用し、関連会社を多数買収することで、事業規模を急速に拡大してきました。

株式指標

ブイ・テクノロジーは、JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つです。

まとめ

株式会社ブイ・テクノロジーは、高度な技術力と柔軟な経営戦略を武器に、FPD業界を牽引する企業です。スマートフォンをはじめとする様々なディスプレイの進化を支える存在として、今後の成長が期待されています。

外部リンク

* 株式会社ブイ・テクノロジー （日本語）

もう一度検索