ブライアン・ファルケンボーグ

ブライアン・トーマス・ファルケンボーグのプロフィールとキャリア

ブライアン・トーマス・ファルケンボーグ（Brian Thomas Falkenborg）は1978年1月18日生まれ、アメリカ合衆国カリフォルニア州ニューポートビーチ出身の元プロ野球選手です。投手として、その力強い投球と多彩な球種で知られ、日本を中心に活躍を遂げました。

経歴

プロ入り前

ファルケンボーグは、レッドモンド高校で目覚ましい成績を収めていました。特に彼の高校3年時には、6勝2敗の勝率と防御率0.75、75奪三振という素晴らしい成績を残し、1996年にはボルチモア・オリオールズからドラフト2巡目で指名を受けて契約を結びました。

オリオールズ時代

彼のプロキャリアは1996年に始まり、GCLオリオールズで登板。1997年には1Aのデルマーバ・ショアバーズに所属し、1998年にはフレデリック・キーズ、1999年にはボウイ・ベイソックスと、徐々に昇進しました。そして1999年10月1日にはボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューを果たしました。このシーズンのオフには、トミー・ジョン手術を受けることとなり、2000年シーズンは全休となりました。

マリナーズ傘下時代

2001年から2003年にかけてシアトル・マリナーズの傘下でプレーしながらも、メジャーでの登板機会はなかったです。

ドジャース時代

2004年にロサンゼルス・ドジャースと契約し、ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャー初勝利を収めましたが、シーズンのほとんどをマイナーリーグで過ごしました。

パドレス時代

2005年にはサンディエゴ・パドレスに所属し、またもや多くをマイナーリーグで過ごす結果に。次第にキャリアの中で日本球界に挑む道を選ぶことになります。

日本での活躍

2009年、福岡ソフトバンクホークスに入団し、セットアッパーとして大変活躍を見せました。初登板から16試合連続で自責点0を記録し、シーズン終盤には肘を痛めるものの、23ホールドを達成しました。2010年はリーグ2位の防御率を記録し、オールスターにも選出されるなど、名実ともにトップクラスの投手と評価されました。

2011年はクローザーも務めるなど、安定した投球を続け、最終的には防御率1.42で3年連続の1点台を達成しました。しかし、彼のキャリアには故障が付き物で、2012年には右肩の不調が影響し、シーズン中に何度かの離脱を余儀なくされました。2013年も故障に悩まされつつ、依然として2.04の防御率をマークしましたが、チームの不振が続き、最終的に退団となります。

その後、2014年に東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍し、開幕から抑えとして起用され、自己最多の20セーブを挙げるものの、またも故障に悩まされ、自由契約となりました。現在はアリゾナ州スコッツデールに住み、不動産業を営むとされています。

選手としての特徴

ファルケンボーグは、身長2メートルという恵まれた体格からオーバースローで投げることが特徴でした。彼の球速は平均約150km/h、最速158km/hという驚異的なもので、特に与四球率や被本塁打の少なさが際立っています。また、精神的なリラックスのために球場入りの際にハンバーガーを食べるなど、ユニークな一面も持ち合わせていました。野球選手としてのキャリアを通じ、彼の投手としてのスタイルと結果は多くのファンに愛されました。

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