ブリテール

ブリテール（Brit Air）

ブリテールは、かつてフランスに存在したコミューター航空会社です。モルレーを拠点とし、エールフランスとのフランチャイズ契約に基づき、フランス国内外の様々な都市へ定期便を運航していました。メインハブ空港はモルレーのプロージーン空港、準ハブ空港はパリのシャルル・ド・ゴール国際空港とオルリー空港、リヨンのサン＝テグジュペリ国際空港でした。

なお、ブリテールと似た名前の航空会社に英国航空（British Airways）がありますが、両社間には資本関係などは一切ありません。

歴史

ブリテールは1973年に設立され、1975年から営業を開始しました。当初は西フランスのビジネス客を主なターゲットとし、1979年にはロンドンのガトウィック空港へも就航しました（その後、ロンドン線は廃止）。1995年にエールフランス・ヨーロッパとのフランチャイズ契約を締結し、2000年10月にはエールフランスの完全子会社となりました。最盛期には約1300人の従業員を抱えていましたが、2013年3月にエールフランスを親会社とするコミューター航空会社オップ！に統合され、その歴史に幕を閉じました。

就航都市

ブリテールは、フランス国内の主要都市に加え、ヨーロッパ各地へ路線を運航していました。

フランス
パリ（シャルル・ド・ゴール/オルリー）
リヨン
マルセイユ
ニース
モンペリエ
ストラスブール
トゥールーズ
ブレスト
リモージュ
ナント
レンヌ
カーン
ロリアン
ロデーズ
カンペール
ルルド
ラニオン

ドイツ
ミュンヘン
フランクフルト
デュッセルドルフ

イタリア
ローマ
フィレンツェ
ジェノヴァ
トリエステ

デンマーク
コペンハーゲン

スペイン
マドリード
バルセロナ
ビルバオ

イギリス
バーミンガム
ニューカッスル
サウザンプトン

保有機材

ブリテールは、以下の機材を保有していました。

ボンバルディアCRJ-100ER: 15機
ボンバルディアCRJ-700: 15機
フォッカー100: 13機
ボンバルディアCRJ-1000: 8機（注文中）

2008年8月時点での機体平均年齢は9年10ヶ月でした。

事故

2003年6月22日、ナント発ブレスト行きのブリテール5672便が、ブレスト・ブルターニュ空港への着陸時に滑走路手前3.7km地点に墜落しました。この事故で機長が亡くなりました。

関連項目

エールフランス
オップ!
航空会社の一覧

外部リンク

* ブリテールHP（仏語）

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