ブレマートン (重巡洋艦)

USS Bremerton (CA-130)について

USS Bremerton（CA-130）は、アメリカ海軍に属する重巡洋艦であり、ボルチモア級重巡洋艦の第9番艦です。この艦の名前は、ワシントン州にあるブレマートンという港町から取られています。

艦の起工と就役

ブレマートンは1943年2月1日に、ニュージャージー州カムデンにあるニューヨーク造船所で起工されました。約1年半後の1944年7月2日、エリザベス・K・マクグーワンの手により進水し、1945年4月29日にJ・B・マラード艦長の指揮のもと就役しました。

初期の運用

就役後の1945年5月29日、USS Bremertonはノーフォークを出港し、グアンタナモ湾で整調巡航を行った。この整調が完了した後、艦は南アメリカへの巡航に出発し、途中で大西洋艦隊司令官ジョナス・イングラム提督の旗艦としての役割を果たしました。巡航の後、1945年7月22日から10月2日までメイン州カスコ湾で実験研究に従事しました。

1945年11月7日、艦は再びグアンタナモ湾への出航を行い、その後真珠湾へ向かい、第7艦隊と合流しました。真珠湾への到着は1945年12月15日で、その後の1946年1月4日には仁川に到着しました。更に、極東での活動を続け、1946年11月20日にはカリフォルニア州サンペドロに到着しました。この後も西海岸沖で訓練を重ね、1948年4月9日にサンフランシスコで予備役に入りました。

再就役と朝鮮戦争

1951年11月23日、USS Bremertonは再び就役しました。就役後には訓練を行い、その後第7艦隊に再合流し、朝鮮戦争への参加が決定されました。艦は元山や清津を標的にして砲撃を実施し、戦闘において指定された任務を完了しました。1952年9月13日には任務を交代し、カリフォルニア州ロングビーチに帰還しました。

ロングビーチでの7か月間はオーバーホールや演習、砲撃訓練にあてられ、1953年4月5日に再び第7艦隊に合流しました。その後、ブレマートンは第77任務部隊と共に敵の拠点や兵員、鉄道施設への砲撃を行いました。約11か月の任務を終え、再度ロングビーチに帰還し、ドック入りしてオーバーホールを受けました。

退役とその後

オーバーホール後、艦は訓練を続け、1954年5月14日に西太平洋に展開しました。1954年10月17日には再びロングビーチに戻り、訓練の後、1955年7月12日に再度極東へ向かいました。最終的に、USS Bremertonは1960年7月29日に退役し、1973年10月1日には正式に除籍されました。

この艦は朝鮮戦争での戦功により、2個の従軍星章を受章しています。

関連項目

• - アメリカ海軍艦艇一覧
• - アメリカ海軍巡洋艦一覧

外部リンク

• - Navsource.org: USS Bremerton

USS Bremertonは、アメリカ海軍にとって歴史的な役割を果たしてきた艦艇の一つであり、その運用時には数多くの重要な任務を遂行しました。

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