ブレント・プライス

ブレント・プライス：NBAキャリアと人物像

ブレント・プライス（Hartley Brent Price, 1968年12月9日 - ）は、オクラホマ州ショーニー出身の元プロバスケットボール選手です。1992年から2002年までの10年間、NBAでポイントガードとして活躍しました。

NBAキャリア

サウスカロライナ大学とオクラホマ大学でバスケットボールをプレイした後、1992年のNBAドラフトでワシントン・ブレッツから2巡目全体32位で指名され、NBA入りを果たしました。

ワシントン・ブレッツ時代

ブレッツでの最初の3シーズンは、1試合平均3得点、フィールドゴール成功率41%と、目立った活躍は見られませんでした。1995年5月19日にウェイバーにかけられますが、同年10月3日にブレッツと再契約しました。1995-96シーズンには、兄マーク・プライスの故障により、50試合で先発出場を果たし、1試合平均10得点、5.1アシストと自己最高の成績を記録しました。このシーズンには、兄弟でチームメイトとしてプレイする貴重な経験もしています。しかし、シーズン終了後、チームを放出され、ヒューストン・ロケッツへ移籍しました。

ヒューストン・ロケッツ時代

ロケッツでは、サム・キャセルの穴を埋めることが期待されました。マット・マローニーやカッティノ・モブリーとのポジション争いがありましたが、持ち前の高いシュート精度、特に3ポイントシュートでチームに貢献しました。

メンフィス・グリズリーズ時代

1999年8月1日、マイケル・ディッカーソン、オセラ・ハリントンと共に、スティーブ・フランシス、トニー・マッセンバーグとのトレードでメンフィス・グリズリーズへ移籍しました。しかし、グリズリーズでは2年間で1試合平均3得点、フィールドゴール成功率3割と、思うような成績を残すことができませんでした。

サクラメント・キングス時代と引退

2001年6月27日、マイク・ビビーと共に、ジェイソン・ウィリアムス、ニック・アンダーソンとのトレードでサクラメント・キングスへ移籍しました。そして、2002年6月2日に行われたカンファレンスファイナルでのロサンゼルス・レイカーズ戦が、現役最後の試合となりました。

人物

ブレント・プライスは、兄マークと同様にクリスチャンであり、クリスチャン・ミュージックを歌うことを趣味としています。信仰を大切にする人物として知られています。

プレースタイル

正確なアウトサイドシュートを武器とするシューティングガードであり、特に3ポイントシュートを得意としていました。また、ポイントガードとしてのスキルも持ち合わせており、状況判断能力にも優れていました。

まとめ

ブレント・プライスは、NBAで10年間プレイし、ワシントン・ブレッツ、ヒューストン・ロケッツ、メンフィス・グリズリーズ、サクラメント・キングスで活躍しました。特にロケッツ時代には、3ポイントシューターとしてチームに貢献しました。クリスチャンとしての信仰を大切にし、音楽を愛する一面も持ち合わせていました。


外部リンク

NBA stats basketballreference.com （英語）

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