ペニーワイズ

ペニーワイズは、エピタフ・レコードに所属するアメリカのパンク・バンドです。ブラック・フラッグ、サークル・ジャークス、マイナー・スレット、バッド・レリジョンといったバンドから強い影響を受けたメンバーによって結成されました。

特徴

彼らの音楽は、社会に対するメッセージ性の強い歌詞と、影響を受けたバンドからの音楽性が特徴です。2007年にはMySpaceが運営するMySpace Recordsに移籍しました。バンド名は、スティーヴン・キングの小説『IT』に登場するピエロの怪物「ペニーワイズ」に由来します。

概要・来歴

結成当初のメンバーは、ジム・リンドバーグ、フレッチャー・ドラッグ、ジェイソン・サースク、バイロン・マクマキンの4人でした。1996年にジェイソンが脱退し、ランディ・ブラッドベリーが加入しています。

2007年には、約10年間在籍していたエピタフ・レコードからMySpace Recordsに移籍。移籍後もエピタフ・レコードとの親交は深く続いています。

2009年8月21日、ジム・リンドバーグがペニーワイズからの脱退を表明しましたが、2012年に復帰しています。

2010年2月16日には、Igniteのボーカリストであるゾリ・テグラスが新ボーカルとして加入。しかし、2012年10月29日にゾリ・テグラスが怪我の治療のため長期離脱し、再びジム・リンドバーグが復帰しました。

メンバー

フレッチャー・ドラッグ (Fletcher Dragge) - ギター (1988年- )
バイロン・マクマキン (Byron McMackin) - ドラム (1988年- )
ジム・リンドバーグ (Jim Lindberg) - ボーカル (1988年-2009年、2012年- )
ランディ・ブラッドベリー (Randy Bradbury) - ベース (1996年- )

旧メンバー

ジェイソン・サースク (Jason Matthew Thirsk) - ベース (1988年-1996年) ※1996年死去

1996年に脱退後、間もなく酒に酔い自殺。メンバーは彼の死を深く悲しみ、翌1997年にリリースしたアルバム『フル・サークル』の最後に、ジェイソンに捧げられた楽曲「ブロー・ヒム・トリビュート」を隠しトラックとして収録しました。彼らはライブの最後に必ずこの曲を演奏し、ジェイソンへの想いを表現しています。「ブロー・ヒム」は、アメリカNHLのアナハイム・ダックスや、ドイツ・ブンデスリーガのVfBシュトゥットガルトのゴールソングにも選ばれたことがあります。ジェイソンの実弟であるジャスティン・サースクは、「98ミュート」というバンドでドラムを担当し、ペニーワイズの前座などでライブを行っていました。プロデューサーはフレッチャー・ドラッグが務めています。

ゾリ・テグラス (Zoltán Téglás) - ボーカル (2010年-2012年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

『ペニーワイズ』 - Pennywise (1991年)
『アンノウン・ロード』 - Unknown Road (1993年)
『アバウト・タイム』 - About Time (1995年)
『フル・サークル』 - Full Circle (1997年)
『ストレイト・アヘッド』 - Straight Ahead (1999年)
『ランド・オヴ・ザ・フリー?』 - Land of the Free? (2001年)
『フロム・ジ・アッシーズ』 - From the Ashes (2003年)
『フューズ』 - The Fuse (2005年)
『リーズン・トゥ・ビリーヴ』 - Reason to Believe (2008年) ※MySpaceの会員限定で全曲無料ダウンロードが可能
『オール・オア・ナッシング』 - All or Nothing (2012年)
『イエスタデーズ』 - Yesterdays (2014年)
『ネヴァー・ゴナ・ダイ』 - Never Gonna Die (2018年)

ライブ・アルバム

* 『ライヴ・アット・ザ・キー・クラブ』 - Live @ the Key Club (2000年)

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