ホアン・アセベド

ホアン・アセベド：メキシコ出身の元メジャーリーガー

ホアン・アセベド（Juan Acevedo, 1970年5月5日 - ）は、メキシコ合衆国チワワ州シウダー・フアレス出身の元プロ野球選手。投手として、右投右打で活躍しました。

プロ入りからロッキーズ時代

1992年、アセベドはMLBドラフト14巡目でコロラド・ロッキーズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせました。そして1995年、ついにメジャーデビューを果たします。デビュー戦では5回を1安打無失点と好投を見せましたが、その後はメジャーの壁に阻まれ、目立った成績を残すことはできませんでした。同年7月31日、トレード期限ギリギリのタイミングでニューヨーク・メッツへ放出されることになります。

メッツ、カージナルス時代

1997年、メッツでリリーフに転向したことが転機となります。25試合に登板し、防御率3.59とまずまずの成績を収めました。翌1998年3月28日、セントルイス・カージナルスへトレード移籍。カージナルスでアセベドは大きく飛躍し、1999年にかけて2年連続で50試合以上に登板する活躍を見せました。

ブルワーズ、ロッキーズ復帰からマーリンズ時代

2000年には、ミルウォーキー・ブルワーズで62試合に登板し、リリーフ陣の一角を担いました。2001年、古巣ロッキーズで開幕を迎えますが、38試合に登板して防御率5点台と安定感を欠き、シーズン途中にフロリダ・マーリンズへ移籍。マーリンズでは20試合で防御率2.54と安定したピッチングを披露しました。シーズンオフにはフリーエージェントとなり、12月20日にデトロイト・タイガースと契約を結びます。

タイガース、ヤンキース、ブルージェイズ時代

2002年、タイガースではクローザーに抜擢されます。開幕戦で3失点し敗戦投手となるも、5月1日にシーズン初セーブを記録してからは安定した投球を見せ、リーグ7位（チーム1位）となる28セーブを挙げ、リリーフ陣の柱として活躍しました。しかし、2003年の開幕はニューヨーク・ヤンキースで迎えたものの結果を残せず、6月10日に解雇。その後、トロント・ブルージェイズへ移籍しますが、前年のような安定感は見られず、自己最低のシーズン防御率6.57に終わりました。8月9日にブルージェイズを解雇され、同年12月5日にピッツバーグ・パイレーツと契約しました。

ブルージェイズ退団後

2004年5月28日にパイレーツを解雇され、以降はメジャーでの登板機会を得られませんでした。2005年2月11日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと契約しますが、2年連続でメジャー登板は叶いませんでした。

アセベドは、MLBで様々な球団を渡り歩き、リリーフとして息の長い活躍を見せた選手でした。

背番号

49（1995年）
39（1997年）
53（1998年 - 2000年、2001年途中 - 同年終了）
50（2001年 - 同年途中）
* 57（2002年 - 2003年）

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