ホセ・オルティス (競馬)

ホセ・オルティス：アメリカ競馬界を代表する名騎手

ホセ・オルティスは、1993年10月2日、プエルトリコのトルヒージョ・アルトで生まれました。騎手を目指し、プエルトリコの騎手養成学校を卒業。2012年、プエルトリコでデビューした後、すぐに兄イラッド・オルティス・ジュニアを追ってアメリカ合衆国へ渡り、ニューヨークを拠点に騎乗を始めます。

アメリカでの最初の年は98勝とまずまずの成績でしたが、2年目の2013年には224勝を挙げて頭角を現し、全米リーディングジョッキートップ10入りを果たします。そして、この年、ホープフルステークスをストロングマンデートで制し、念願のGI競走初制覇を達成しました。

その後も活躍は続き、2013年から3年連続で200勝以上を記録。2016年には、キャリア初の300勝を突破する319勝を挙げ、北米最多勝利数を獲得しました。同年のブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフではオスカーパフォーマンスに騎乗し、見事優勝。自身初のブリーダーズカップタイトルを獲得しました。

2017年は、タップリットでベルモントステークスを制し、クラシック競走初制覇の栄冠を手にします。この年は前年を下回る270勝でしたが、GI競走13勝を含む30勝もの重賞勝利を収め、獲得賞金は2731万8875ドルで北米1位となりました。その活躍が評価され、同年のエクリプス賞最優秀騎手に選出されました。

オルティスの騎乗スタイルは、兄のイラッドと比べて鐙を長くし、低い位置で騎乗することが特徴です。

主な勝ち鞍

オルティスは数々のGI競走やブリーダーズカップ競走で勝利を収めてきました。その主な勝ち鞍を以下に示します。

2013年
ホープフルステークス (Strong Mandate)

2014年
ベルデイムステークス (Belle Gallantey)
フリゼットステークス (By the Moon)
デラウェアハンデキャップ (Belle Gallantey)

2015年
カーターハンデキャップ (Dads Caps)

2016年
ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルターフ (Oscar Performance)
ホープフルステークス (Practical Joke)
マザーグースステークス (Off the Tracks)
ジョーハーシュ・ターフクラシックステークス (Ectot)

2017年
ブリーダーズカップ・ジュヴェナイル (Good Magic)
ベルモントステークス (Tapwrit)
ヒューマナディスタフステークス (Paulassilverlining)
ベルデイムステークス (Elate)
フリゼットステークス (Separationofpowers)
マディソンステークス (Paulassilverlining)
マンハッタンハンデキャップ (Ascend)
ベルモントダービーインビテーショナルステークス (Oscar Performance)
セクレタリアトステークス (Oscar Performance)
テストステークス (American Gal)
フラワーボウルステークス (War Flag)
アラバマステークス (Elate)
ヴォスバーグステークス (Takaful)

2018年
ベルデイムステークス (Wow Cat)
テストステークス (Separationofpowers)
アラバマステークス (Eskimo Kisses)
ハスケル招待ステークス (Good Magic)

ホセ・オルティスは、類まれな才能と卓越した騎乗技術で、アメリカ競馬界を代表する名騎手として活躍を続けています。彼の今後の活躍にも期待がかかります。 彼のTwitterアカウント(@jose93_ortiz)やEquibaseのジョッキープロフィールで、最新情報を確認できます。

もう一度検索